公開日:2026年2月28日

「多田美波―光、凛と ゆれる」が東京都現代美術館で8月末に開幕。没後初となる大規模回顧展

会期は8月29日〜12月6日。多田美波研究所の全面的な協力のもと、初期の絵画、各時代の彫刻、作家本人が「光造形」と呼んだシャンデリアなどの照明作品が一堂に会する。

Mirage 1989 多田美波研究所蔵 撮影:多田美波研究所

近年再評価の機運が高まる作家の回顧展

東京都現代美術館では、戦後日本において抽象彫刻家・造形作家として活躍した多田美波の大規模回顧展「多田美波―光、凛と ゆれる」が開催される。会期は8月29日〜12月6日。

多田美波研究所での制作風景 1978 撮影:成瀬友康 (株)世界文化社提供

生涯を通じて約200点の彫刻作品と、500点におよぶ建築関連作品を手がけた多田は、美術館という枠にとどまらず、公園、駅、市庁舎、ホテル、劇場など、都市の様々な場所に作品を残してきた。光を作品の重要な構成要素としてとらえ、空間そのものに働きかける実践は、同時代の潮流のなかにあっても独自の立ち位置を築いている。

光造形 瑞雲 1973 リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション 撮影:作本邦治

没後初の回顧展となる本展は、彫刻をはじめ、レリーフ、緞帳(どんちょう)、シャンデリア、ビルのファサード、照明器具まで、美術・建築・デザインの領域を往還しながら活動した作家の多様な仕事を総覧するような機会となる。

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