ナターシャ・サドル・ハギギアン Watershed (2023)
台湾の台北市立美術館が主催する「台北ビエンナーレ2023」が、3月24日まで開催されている。
本ビエンナーレは、インディペンデント・キュレーターのフレイヤ・チョウ、ベイルート・アートセンターのディレクター兼キュレーターのリーム・シャディッド、ニューヨーク在住のシニアライター兼エディターのブライアン・クアン・ウッドが共同キュレーションし、「スモール・ワールド(Small World)」というタイトルで、20都市以上、58組の国内外のアーティストやミュージシャンの作品を紹介している。
3人のキュレーターは、このタイトルに対して以下のように表現している。
「スモール・ワールドは、私たちの互いに対する恐れや不信が、じつは何か別のものに対する隠れた願望なのではないかと問いかけている」
音楽、映像作品、写真、インスタレーションなど多様なメディアの作品が展示されており、音楽パフォーマンス、アーティスト・イン・レジデンスによるリサーチやアートプロジェクト、ワークショップが、ビエンナーレの期間中展開された。
新型コロナウイルスのパンデミック後の世界を多面的な作品から考える機会になるだろう。
台北ビエンナーレ2023
会場:台北市立美術館
公式ウェブサイト:https://www.taipeibiennial.org/2023/tw
会期:2023年11月18日から2024年3月24日