公開日:2022年2月25日

第25回岡本太郎現代芸術賞が決定! 太郎賞に吉元れい花、敏子賞に三塚新司

今年もっとも「べラボー」な作品は70歳の刺繍インスタレーション

吉元れい花 The thread is Eros, It's love! 画像提供:川崎市岡本太郎美術館

1996年に亡くなった岡本太郎の遺志を継ぎ、「時代を創造する者は誰か」を問い、既存の美術のジャンルを超えた「ベラボー」な作品、作家を顕彰するTARO賞こと、岡本太郎現代芸術賞。25回目となる今回は、全国から578点が寄せられた。

今年、グランプリに相当する岡本太郎賞を獲得したのは今年70歳になる吉元れい花。レビュウダンサーを経て、結婚後に始めた刺繍インスタレーション作品《The thread is Eros, It's love!》が高く評価された。

吉元れい花 The thread is Eros, It's love! 画像提供:川崎市岡本太郎美術館

岡本敏子賞には三塚新司の《Slapstick》が選ばれたほか、特別賞には伊藤千史《書店レジ前の平台》、硬軟+stenographers《速記美術のエレメント》、藤森哲《往日後来図》、村上力《異形の森》が輝いた。

授賞式の様子 画像提供:川崎市岡本太郎美術館

三塚新司 Slapstick 画像提供:川崎市岡本太郎美術館
伊藤千史 書店レジ前の平台 画像提供:川崎市岡本太郎美術館
硬軟+stenographers 速記美術のエレメント 画像提供:川崎市岡本太郎美術館
藤森哲 往日後来図 画像提供:川崎市岡本太郎美術館
村上力 異形の森 画像提供:川崎市岡本太郎美術館

第25回岡本太郎現代芸術賞展

会場:川崎市岡本太郎美術館
開催期間:2022年2月19日〜5月15日
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで) 
休館日:月(月曜が祝日の場合は除く)、祝翌(祝日の翌日が土日にあたる場合を除く)、年末年始、臨時休館あり
入場料:一般 700円、高校・大学生・65歳以上500円、中学生以下無料
https://www.taromuseum.jp/

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