日産自動車と横浜市によるアート体験イベント「THE DRIVE-THRU MUSEUM」が、2月21日、22日に開催される。
「THE DRIVE-THRU MUSEUM」は、2023年のグッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性に優れた上質な車として評価されている「日産エクストレイル」と横浜市のコラボレーションによる企画。横浜の屋外の公共空間に展示された複数のアート作品を、歩きながら見て鑑賞するだけでなく、車の中から鑑賞するという新たなアート体験を届ける。
作品を展示するアーティストは、アマンダ・パーラー、Wade and Leta、松村咲希の3組。「ムーンアートナイト下北沢」で展示されたウサギの立体作品でも知られるアマンダ・パーラーは、SFアニメーション映画『ファンタスティック・プラネット』にインスピレーションを受け、「遥か彼方からの訪問者」というテーマを扱った代表作《Fantastic Planet》を、新港中央広場に展示する。今回は、エクストレイルの静粛性能とコラボレーションし、アートとサウンドを融合させた新たな作品へとアップデートされる。

Wade and Letaは、エクストレイルに搭載されている電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」に着目し、「THE DRIVE-THRU MUSEUM」のために制作した作品《Mixed Signals》を発表。日本の道路標識のクリーンでミニマルなデザインにインスピレーションを受けた作品になるという。横浜公園みなと大通り側に展示される。

松村咲希は、ペイティング作品《Fire Festival》の表現が、「エクストレイル」が掲げるデザインテーマ「タフギアと洗練の融合」と共鳴し、コラボレーションにつながったという。エクストレイルのエクステリアとペインティングを掛け合わせた作品《The CARnvas》を、パラカ横浜市太田町第一駐車場で展示する。

3組のアーティストは、「ムーンアートナイト下北沢」などを主催するスタートバーン株式会社の協力のもとで選定された。
「THE DRIVE-THRU MUSEUM」の鑑賞時間は1回約1時間15分となり、参加者の応募は締め切られている。特設ページでは、今回制作されたコラボ作品に加え、横浜市に設置されているパブリックアートをまとめた「THE DRIVE-THRU MUSEUM MAP」も公開されている。