マッカランの人気ウイスキー「ザ・レッドコレクション」。アート・バーゼル香港2023では特別ブースを設置

ウイスキーとアートが香港で共鳴

マッカランの人気ウイスキー「ザ・レッドコレクション」は、熟練したウイスキーメーカーたちに⾒守られながら40年から78年という長い時間をかけて熟成され、完璧な熟成の瞬間を迎えたものだけがボトリングされた特別なコレクション。

3年ぶりの本格的な再開で盛り上がった「アート・バーゼル⾹港」では、その特設ブースを設置。また招待客向けのナイトクルーズも実施し、アートファンに向けてアピールした。

2022年にはアーティストのサスキア・ロビンソンとのコラボレーションボトルとともに史上最⻑熟成となるマッカランの81年物のウイスキーが発売され話題となったが、アートバーゼル香港でも、「ザ・レッドコレクション」のパッケージとキャンペーンにおけるコラボレーションをウェス・アンダーソンの映画『フレンチ・ディスパッチ』のポスターなどでも知られるスペイン⼈アーティストのハビ・アズナレスが担当。

会場内を彩る「赤」は、マッカランにとって非常に重要だ。創業者であるアレクサンダー・リードの名字が⾚を意味するものであること、そしてかつてはボトルに⾚いリボンが付けられていたこと。また、以前にはウイスキーに⼈⼯的な着色をほどこす他ブランドもあったなかで、マッカランのウイスキーにだけ宿る天然の深い⾚い⾊味は同ブランドにとっての誇りでもある。

このコレクションの中に追加された一番新しいボトルの77年は、2019年に初の⼥性マスターウイスキーメーカーに就任したカースティン・キャンベルのサイン入り。また、2020年10⽉にロンドン・サザビーズのオークションで、「ザ・レッドコレクション」の6本コンプリートセットが97万5756ドルで落札されるなど、アートピースとしての顔も持っている。

これまでにもアーティストとのコラボレーションを多数⾏ってきたマッカランと「ザ・レッドコレクション」。常に代わり続ける⾹港の街のダイナミズムに刺激を受けながら、アート・バーゼル⾹港での計り知れないアートのエネルギーと共鳴している。