公開日:2025年11月12日

東京国立博物館が本館前の池を芝生エリアに改修の方針。開館100周年を見据えた施策の一環として、2027年3月の完成を目指す

改修された前庭はコンサートやビアガーデンなども開催できる公共スペースとして活用予定。現在はプロジェクトへの寄付も受付中。

本館前庭リニューアル イメージ図

「みんなが来たくなる博物館」を目指して

東京国立博物館は、本館前に広がる大きな池を芝生エリアへと改修するプロジェクト「TOHAKU OPEN PARK PROJECT」を発表した。

2025年11月10日に開催されたTOHAKU GALA 2025(共催:朝日新聞社)において発表された同プロジェクトは、昨年度に策定された「東京国立博物館 2038 ビジョン」の実現に向けた最初の施策。上野公園から望んだ時に博物館の「顔」となる前庭を、現存のなだらかな高低差を活かした芝生エリアとして生まれ変わらせ、コンサートやビアガーデンなど様々なイベントが開催できる公共スペースとして活用する。

改修工事は2027年3月の完成を目指して実施。東博ドネーションサイトでは現在、同プロジェクトへの寄付も受付中だ。同プロジェクトは、「東京国立博物館 2038 ビジョン」において掲げられた「みんなが来たくなる博物館」という指針のもと行われる。

2038年に本館開館から100周年を迎える同館。昨年発表されたビジョンでは「創造力を刺激する博物館」「共に創る博物館」「みんなが来たくなる博物館」「日本と世界をつなげる博物館」という4つの柱を軸に、世界をリードする博物館を目指すとしている。

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