公開日:2024年4月16日

「東京芸術祭 2024」開催決定。木ノ下歌舞伎、チェルフィッチュ × 藤倉大、コンドルズ野外パフォーマンスなど、世界とつながる都市型芸術祭

2016年から豊島区池袋エリアを中心に開催している「東京芸術祭 2024」9回目の開催が決定。プログラム詳細は2024年6月に発表予定。

「東京芸術祭 2024」開催決定

9回目となる「東京芸術祭 2024」の開催が決定した。東京の多彩で奥深い芸術文化を通して世界とつながることを目指した都市型の総合芸術祭「東京芸術祭」は、2016年から豊島区池袋エリアを中心に開催している。

6月のプログラム詳細発表に先立ち、発表されたのは以下の4点のプログラム。

「芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』」  公演チラシ


幕末の動乱期に初演された河竹黙阿弥の最高傑作で、いまなお愛され続ける「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の全幕通し上演「芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場 Presents 木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』」。2014年の初演から10年、演劇界注目の若手、ベテランの俳優陣の新キャスティングに加え、昨年『勧進帳』も大好評だった、木ノ下裕一×演出家・杉原邦生でタッグを組む。

チェルフィッチュ×藤倉大 with アンサンブル・ノマド 『リビングルームのメタモルフォーシス』 ©Nurith Wagner-Strauss

ウィーン芸術週間からの委嘱により、チェルフィッチュ/岡田利規藤倉大が初めてコラボレートした作品を日本初演する「芸劇オータムセレクション チェルフィッチュ × 藤倉大 with アンサンブル・ノマド『リビングルームのメタモルフォーシス』」。人間中心主義から逸脱した世界を描き“新たな音楽劇”の創出に挑戦する。

野外パフォーマンス 『タイトル未定』 ©HARU

円形のグローバルリングを舞台に、コンドルズなど、プロのダンサーたちと一般公募による約50人の参加者が観客と一体になって創り、楽しむ、スペシャルな野外パフォーマンスも開催決定。

また「人材育成事業 東京芸術祭ファーム ラボ/スクール/インターン」として、アジアにおける舞台芸術の専門家を育成し、国境を越えたネットワーキングを担う人材輩出を目指すプログラムも実施。それぞれのテーマや問題意識を出発点に、共に思考を深め、今後の自身の活動やフィールドを耕すためのアートキャンプ『Asian Performing Arts Camp』も開催される。

東京芸術祭2024

会期:2024年9月
主催:東京芸術祭実行委員会[公益財団法人東京都歴史文化財団(東京芸術劇場・アーツカウンシル東京)、東京都]
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
※プログラム詳細は2024年6月に発表予定

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