公開日:2023年6月6日

東京都が「東京芸術文化 相談サポートセンター」を10月開設へ。アーティストらを持続的にサポートする目的

相談窓口、情報提供、スクールの3つの機能によりアーティストや芸術文化の担い手を総合的にサポート。

東京都庁 出典:Wikimedia Commons(Markus Leupold-Löwenthal)

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京は、アーティストらの持続的な活動をサポートし、新たな活動につなげていく「東京芸術文化相談サポートセンター」を2023年10月に総合オープンする。

フリーランスや小規模団体での活動が多く、書面によらない不明確な契約やハラスメントなど様々な課題がある芸術文化の分野。そうした人々の持続的な活動を支えるため、アーツカウンシル東京内に「東京芸術文化相談サポートセンター」を設置します。オンラインを中心に、弁護士や税理士といった外部の専門家等と連携しながら、相談窓口、情報提供、スクールの3つの機能によりアーティストや芸術文化の担い手を総合的にサポートするという。

それに先立ち、6月27日(火)にはプレオープンイベントがオンラインで行われる。 このイベントでは、「東京芸術文化相談サポートセンター」についての紹介のほか、様々な立場で芸術文化創造の担い手のための相談や支援を行っている人々や専門家を招いて、アーティストの持続的な活動をテーマとした座談会と、特別企画の会計・税務講座「インボイス制度」を実施。

座談会のメンバー 出典:アーツカウンシル東京ウェブサイト(https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/58907/)

座談会には登壇者:クリスティーナなずな(Naz Chris、一般社団法人JDDA理事)、佐藤華名子(公益社団法人企業メセナ協議会 プログラム・オフィサー)、長谷川新(インディペンデントキュレーター、相談所 SNZ メンバー)、山内真理(公認会計士・税理士、Arts and Law理事)、山川陸(アーティスト、相談所 SNZ メンバー)、山本麻友美(京都芸術センター副館長、京都市文化政策コーディネーター)が登壇。モデレーターは大塚千枝(アーツカウンシル東京 活動支援部 相談・サポート課長)が務める。

サポートセンター設立に賛同した、いきものがかりの水野良樹からのビデオメッセージも公開されるという。

イベント詳細の確認と申込はPeatixのサイトから行える。申し込み期間は6月20日まで。

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。