公開日:2023年1月25日

2023年秋開業の虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに、情報発信拠点「TOKYO NODE」がオープン。アート、エンタメ、ビジネスなどが領域横断する空間に

3つのギャラリー、メインホール、デジタルラボを併設。ビル内には大庭大介、N・S・ハルシャらのパブリックアートも

TOKYO NODE Ⓒ DBOX for Mori Building Co., Ltd.

東京の高層部に新たなアートスペースが誕生

森ビル株式会社が参画し、今秋の開業を目指す「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。地上49階、地下4階、高さ約266m、多用途複合の超高層タワーとして虎ノ門ヒルズの象徴となる同施設内の最上部(45~49階、一部8階)に約10,000平方メートルの広さを誇る新たな情報発信拠点「TOKYO NODE」がオープンすることが1月24日発表された。

ステーションタワー全景現況写真 2023年1月4日撮影

「TOKYO NODE」は、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、従来の領域やジャンルにとらわれず、様々なコラボレーションを促進することによって、新たな体験や価値、コンテンツや情報を創出し、東京から広く世界に向けて発信することを目指す場所だ。

3つのギャラリーでは展覧会、メインホールではコンサートだけでなく、XR時代を想定したハイブリッド形式のヴァーチャル配信も可能。これらは単体利用だけでなく、連結させることで回遊型の会場として一体的な利用も可能になる。また、8階にはクリエーターとの共創の場「TOKYO NODE LAB」を開設。XRライブの配信が可能な最新鋭のボリュメトリックスタジオなどを備えた同スペースでは「クリエイティブエコシステム構築に向けた共同プロジェクト」が既に始動している。

「TOKYO NODE」メインホールイメージ Ⓒ DBOX for Mori Building Co., Ltd.
「TOKYO NODE」GALLERY B(イメージ) Ⓒ DBOX for Mori Building Co., Ltd.
「TOKYO NODE LAB」(イメージ) ©︎ Canon Inc.

また、ステーションタワー内には多数のパブリックアートも設置される。LEDライトを用いた複雑でリズミカルなアートワークを制作するレオ・ビラリール、1960年代に米国西海岸から発信された、光と空間を重視する「ライト・アンド・スペース・ムーブメント」を代表する作家であるラリー・ベル、偏光系のアクリル絵具を使い、絵画でありながら金属的な光沢を見せる作品を手掛ける大庭大介、南インドの伝統文化や自然環境、日々の生活における人間と動植物との関係などを作品化するN・S・ハルシャの作品が、各所で公開される。

新たなアート&カルチャー拠点の誕生を楽しみに待ちたい。

中村勇吾デザインによる「TOKYO NODE」ロゴ

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