
J.M.W. ターナー 捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ! 1846年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate
19世紀イギリスを代表する風景画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)の展覧会「テート美術館 ターナー展──崇高の絵画、現代美術との対話」の詳細が発表された。
10月24日~2027年2月21日に東京・上野の国立西洋美術館、2027年3月13日~6月27日に大阪・大阪中之島美術館で開催される本展は、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンのテート美術館の所蔵品から、ターナーの油彩画や水彩画など、80点以上を紹介する大回顧展。「光の画家」とも呼ばれ、英国ロマン主義を代表する芸術家であるターナーは、自然に対する鋭敏な感覚と実験的な絵画表現によって風景画のあり方に革新をもたらし、後世のモネら、印象派の試みに先行した画家ともいわれている。

展覧会ではターナーの作品群をテーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示。さらに同時代にロマン主義の芸術家たちに大きな影響をおよぼした「崇高」をめぐる議論を背景に、この概念をひとつの鍵としてターナーの芸術を読み解くほか、20世紀に「抽象的崇高」という概念とともに語られたマーク・ロスコやバーネット・ニューマンの絵画にも目を向ける。
加えて、様々な現代アーティストの作品をターナーの油彩画や水彩画とともに展示することも本展の特徴のひとつ。時代を超えた「対話」を通じてターナーの芸術に潜む可能性を多角的に検証する。出展作家には、ピーター・ドイグ、オラファー・エリアソン、ハワード・ホジキン、リチャード・ロング、リサ・ミルロイ、バーネット・ニューマン、オトリス・グループ、コーネリア・パーカー、ケイティ・パターソン、マーク・ロスコ、ヴォルフガング・ティルマンス、ジェシカ・ワーボイスが名を連ねる。
