世界的ファッションデザイナーであるNIGO®(1970〜)は、銀行家であり陶芸家でもあった三重県出身の川喜田半泥子(1878〜1963)をかねてより敬愛し、半泥子作品のコレクターとしても知られている。またここ10年は茶道に精進し、半泥子が開いた廣永窯(現仙鶴窯)をはじめとする全国各地の窯元を訪ね、茶碗作りに勤しんできた。本展はそんな両者が時を超え、「茶の湯の茶碗」を介して出会う展覧会。半泥子が設立した財団法人石水会館を母体とし、半泥子の本拠地であった三重県津市・千歳山に位置する石水博物館で、NIGO®が蒐集した半泥子作品55点と、NIGO®の自作茶碗25点を一堂に展示する。
会場:石水博物館
会期:11月15日〜2026年1月12日