人と樹木が融合した想像上の人物が犬や猫、植物と旅する。ソウルの「スペースK」で現代美術作家・平子雄一の個展「Journey」が開催中

韓国・ソウルの「スペースK」で平子雄一の個展「Journey」が開催中だ。平子雄一は岡山県生まれ、東京を拠点に活動しているアーティスト。植物や自然と人間の共存について、またその関係性の中で浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行う。作中には、頭部が樹木、体が人のような姿をした登場人物が描かれる。

スペースKは韓国の財閥の一つであるコーロングループによって2011年に設立された美術館で、アートの支援と地域コミュニティにアートを分かち合うことを目的としている。

個展「Journey」では、絵画・彫刻・インスタレーションなど、多様なメディアの30点以上の作品が展示中。今回の展覧会は、頭部が樹木で、体が人のような姿をした登場人物が犬や猫、様々な植物とともに日常を旅する内容で、自然をより感覚的に理解するための視座を鑑賞者に与える。展覧会は2024年2月4日まで。