チェルフィッチュ×金氏徹平やドイグ展など7選:今週末おすすめのオンライン企画

週末はゆっくりアート鑑賞を。自宅から見る、TAB編集部おすすめの7のオンラインコンテンツを紹介

In Art Beat News by Art Beat News 2020-05-22

週末、自宅でアート観賞をするならこのサイトを訪れよう。チェルフィッチュ×金氏徹平のオンラインでの試み、サーペンタイン・ギャラリーのオンライン企画、Zoomで見るギャラリー展示などTAB編集部おすすめの7つのオンライン企画を厳選して紹介する。

 

チェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム畑』

演劇ユニット「チェルフィッチュ」を主宰する演劇作家の岡田利規が、2017年、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市を訪れ、対津波の高台工事により変容した風景を見た経験に基づく演劇『消しゴム畑』。チェルフィッチュとアーティストの金氏徹平がコラボレーションし、2019年のKYOTO EXPERIMENTで初演したこの作品は、2020年2月には美術館版の『消しゴム森』として金沢21世紀美術館で発表された。そしてこのたび、オンライン版『消しゴム畑』の第1回が、5月23日19:00より配信(収録)が決定。

『消しゴム畑』は、今後も不定期で発表され、スケジュールは「チェルフィッチュ」のウェブサイトおよびSNSにて告知。収録回とライブ配信回の2種があり、アーカイブでいつでも視聴できる。

https://chelfitsch.net/activity/2020/05/eraser-fields.html

 

Out of Blueprints

ハンス・ウルリッヒ・オブリストがディレクターを務める、ロンドンの「サーペンタイン・ギャラリー」が、デジタルマガジン「NOWNESS」とコラボレーション企画「OUT of BLUEPRINT」を公開中。

サーペンタイン・ギャラリーで6月14日まで開催中(新型コロナウイルスの影響で5月22日時点で休止中)の曹斐(ツァオ・フェイ)の個展「Blueprints」を起点とするこの企画は、東アジアが拠点のアーティストや機関の動画作品を毎週発表するというもの。ステートメントでは、「私たちの物理的閉塞感がいまだかつてなく顕在化するいま、再び普遍的なものを発見し、他空間とのつながりを見つけ、他の場所や時間へと旅することは何を意味するのでしょうか」といったメッセージとともに、本企画がアーティスト支援と連帯を意図していると記されている。

日本からは、EVERYDAY HOLIDAY SQUADが参加中。2017年のReborn-Art Festivalで発表された《rode work》をウェブ上で初配信している。

https://www.nowness.com/series/out-of-blueprints-serpentine-galleries

 

Critical Zones – Observatories for Earthly Politics

フランスの哲学者、人類学者、社会学者のブルーノ・ラトゥールが企画する展覧会「Critical Zones – Observatories for Earthly Politics(クリティカルゾーン─地球政治の観測所)」が5月23日よりドイツのZentrum für Kunst und Medientechnologie Karlsruhe(ZKM)でスタート。地球の危機的状況をテーマとした本展は、実空間での展示とオンラインプログラムが組み合わされたも。5月22日の18:00配信(日本時間5月22日13:00)のイントロダクションを皮切りに、5月24日の21:40(日本時間5月25日朝4:40)まで、展示会場のオンラインツアー、対談、上映など様々なイベントが行われる。

配信を見るには「Telegram」のアプリが必要。全プログラムは公式サイトのチェックを。

https://zkm.de/en/event/2020/05/virtual-opening-and-streaming-festival-critical-zones

 

ECHO

ラファエル・ローゼンダール、JODIら、インターネット上でも作品発表を行うアーティストが多数所属する、アムステルダムのアートギャラリー「upstream Gallery」が、オンラインプラットフォームをオープン。アーティストがキュレーションしたオンライン企画を行うこのプラットフォームで、第3回の企画展「ECHO」が行われる。開幕は日本時間の5月23日00:00。

13組による1998〜2020年の作品が集まる本展のキュレーターは、アムステルダムのアーティスト、ジャン・ロバート・リーグテ。日本からは谷口暁彦が参加する。

ギャラリーのウェブサイト:https://www.upstreamgallery.nl/exhibitions/176/echo
オンライン会場:https://www.upstream.gallery

 

ピーター・ドイグ展(3DVR、音声ガイド)

東京国立近代美術館で2月26日に開幕、その3日後の29日より新型コロナウイルスの影響で休止となったピーター・ドイグ展。本展は、桝田倫広(東京国立近代美術館 主任研究員)蔵屋美香(東京国立近代美術館 企画課長[当時]、現・横浜美術館館長)、五月女哲平(アーティスト)が展示解説をした「ニコニコ美術館」生中継や、公式図録の一部公開などの試みを行なってきたが、5月18日には、3DVRでの会場風景と俳優・創作あーちすとの「のん」による音声ガイドを公開した。

6月14日の会期終了までに美術館を訪れることができるのか。それがわからない現在、3DVRで気持ちを鎮めるのも良いかもしれない。

https://peterdoig-2020.jp/

 

オンライン展覧会「Online / Contactless」

5月22日より、大阪のギャラリー「Yoshimi Arts」と「the three konohana」が共同でオンライン展覧会「Online / Contactless」を開催中。出品作家はレイチェル・アダムス、泉茂、加賀城健、加藤巧、興梠優護の5名。

実際の展示空間は公開せず、記録映像のみを発表し、会期中のトークイベントもオンラインで開催。さらに参加や作品購入に関する手続き・決済もすべてオンライン、キャッシュレスで行う本展。注目は、5月23日、28日、31日の各日11:00〜13:00、17:00~20:00に行われる「オンライン開廊」だ。これは、実際の作品が並ぶ会場を、Zoomを活用してオンライン開廊し、通常のギャラリー訪問、鑑賞、ギャラリストや来場者との対話などを、すべてオンラインで行うというもの。入場無料、時間中の入退室は自由。

出品作家が登壇するオンライントークショー「コロナの時を経て─ギャラリーと作家、これからのスタンス」は5月30日に行われる。

http://thethree.net/exhibitions/5212

 

RK「NEOrient」バーチャルツアー

5月22日時点でInstagramのフォロワーは51.6万人。幻想的な色彩、グラフィカルで強度のある構図で、アジアを中心に各地のストリートを切り撮ってきたアーティスト「RK」の個展が、2月28日から5月21日までDIESEL ART GALLERYで行われ、その様子が3DVRで公開されている。

展覧会タイトル「NEOrient(ネオリエント)」は、RKの作品に頻繁に現れる真紅や、アジアの街並みが喚起させるオリエンタリズム、マンガ『AKIRA』の舞台「ネオ東京」といった要素を組みわせたもの。TABのインタビューとあわせて楽しんでほしい。

https://my.matterport.com/show/?m=o3eVq1WK564

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