ルー・ヤンを迎えたヴァーチャルショー:中国のスポーツブランド「LI-NING」のランウェイに注目

中国の気鋭メディアアーティストであるルー・ヤンを迎えたLI-NINGのバーチャルショー

In Art Beat News by Art Beat News 2020-09-30

中国を代表するスポーツブランドのひとつ「LI-NING(リーニン)」が9月29日、2021年春夏コレクションをもとに制作したヴァーチャルショー「The Art of Movement」のランウェイ映像をParis Fashion Weekで公開した。

LI-NINGは、中国で「体操王子」として親しまれてきた李寧(リーニン)が「中国のアスリートがオリンピック の舞台で着用できるナショナルブランドを」という目標を掲げて1990年に創業したスポーツブランド。多くのアスリートの活躍を支えるブランドへと成長し、2018年のにはューヨーク・コレクションに参加し、コレクションラインをスタート。2019年からはパリ・コレクションにも参加するなど、世界的に注目を集めるブランドだ。

そんなLI-NINGのヴァーチャルショーでフィーチャーされるのが、中国の気鋭メディアアーティストのルー・ヤンだ。上海生まれのルーは2010年に中国芸術院を卒業後、科学、生物学、宗教、大衆文化、サブカルチャー、音楽などのさまざまなテーマをもとに、映像や インスタレーション、デジタルペイントを組み合わせた作品を制作してきたアーティスト。ルーは、最新コレクションをナビゲートする役割として自身を投影したキャラクター「DOKU(ドク)」を用いてヴァーチャルショー制作に挑んだ。

ヴァーチャルショーのタイトルは「The Art of Movement」。LI-NINGの2021年春夏コレクションに身を包んだ「DOKU」の身体には、日本のタトゥーアーティスト、大島托による新しい生命、 成長、パワー、平和を表現した螺旋状のタトゥーが描かれている。巨大な宇宙加速度機から発射された「DOKU」は、空間・時間・次元を超えた超越的な惑星へと降臨。物理的な限界を脱し、「地」「水」「火」「風」の幻想空間を自由に探索するというシナリオだ。

モーションデータでつくられた「動き」によって、デジタルの身体にどう命を吹き込むか?そして体の動きがもたらす感動と情熱を仮想空間でどう呼び起こすことができるかのか? この2つの問いに対してルーは、自身を投影したノンデュアリティ(=男女のような相対する価値観のいずれかで定義づけられないこと。非二元性)を象徴するヴァーチャルキャラクター「DOKU」とともに答えを導き出していく。

今回、ヴァーチャル映像の企画制作は東京を拠点とするスパイラル/株式会社ワコールアートセンターが担当し、クリエイティブディレクターのルーに加え、タトゥーデザインは大島托、CG映像は福田泰崇、音楽はP*Light、そしてゲームエンジンの「Unreal Engine」によるリアルタイムモーションキャプチャシステムはErasmus Brosdauがそれぞれ行なった。

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