長野県立美術館が来年4月開館:「人と自然」がテーマのランドスケープ・ミュージアム

長野県信濃美術館が、装いも名前も一新。長野県立美術館として来年4月にオープンする

In Art Beat News Main Article 2 by Art Beat News 2020-11-17

現在改築工事のため休館している長野県信濃美術館が、装いと名前を一新。「長野県立美術館」として2021年4月10日にオープンすることがわかった。

新美術館は、地下1階から地上3階、延べ1万平米にスペースを拡充し、今までなかった常設展示室も新たに開設。国宝・重要文化財や全国規模の巡回展を開催する。

隣接する善光寺から城山公園、美術館、神社までなだらかにつながり行き来できる地形が特徴のエリア。誰もが気軽に立ち寄れる憩いの場として、館内には善光寺を正面に周囲の山々を見渡せる屋上広場の他、チケットレスで自由に入れる無料ゾーンもある。また、美術による学びを応援する取り組みとして、子ども向けワークショップや対話型鑑賞、学校団体向けのプログラムも展開。県内美術館と共同で企画する交流展や移動展をはじめ、県唯一の県立美術館として、全国一の博物館・美術館数を誇る長野県内の美術館をつなぐ役割を目指す。

中谷芙二子による「霧の彫刻」が常設作品

大自然に恵まれ、自然的・歴史的景観と調和した「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトとする長野県立美術館。作品収集・展示は「人と自然」を基本テーマに行っていくという。

また、絵画・彫刻のみならず、写真・ビデオ・アニメーションなど現代美術をも積極的に取り上げ、高度技術文明、情報社会下における人と自然の実り豊かな共存・共栄など今日的テーマについて、開かれた学びと話し合いの場を提供。

美術館のために、「霧の彫刻家」として知られる中谷芙二子が新作を制作。新美術館と東山魁夷館の間の水盤周辺に設置された、自然現象を再現するかのような作品は「ランドスケープ・ミュージアム」という基本コンセプトに合致し、美術館コンセプトの象徴的な作品となる。

カフェ、レストラン、ミュージアムショップ

2階レストランは、「食が奏でる長野と日本と世界の文化体験プレイス」として、和を基調とした演出を取り入れながらイタリアン、フレンチメニューで構成する文化融合型のハイカジュアルレストランをイメージ。

長野県産食材を使用し長野県の魅力を引き出すこと、善光寺を見据える絶好のロケーションを活かし、気軽に足を運べるとともにお店自体が芸術であるかのような雰囲気づくりが意識されるという。

そのほか子どもからお年寄りまで、気軽に使えるアート・ライブラリーも新設。1日中楽しむことができそうな注目の新スポットが誕生する。

なお、同美術館はファッションブランドの「マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)」を手がける黒河内真衣子がスタッフユニフォームのデザイナーに就任している。こちらのユニフォームのデザインも話題を呼びそうだ。

長野県立美術館
オープン日:2021年4月10日
住所:長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)

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