公開日:2024年2月23日

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」が3月1日から開催。今年は京都国立博物館明治古都館も会場に

メイン会場は3月1日(金)~3日(日)に京都国立博物館明治古都館と京都新聞ビル地下1階、アドバイザリーボード展は、3月1日(金)~10日(日)に音羽山清水寺で開催。

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」マイナビART AWARD 最優秀賞 志賀耕太 《SPIRAL JETTY MONJYA》

次世代のアーティストが羽ばたいていくためのきっかけとして、来場者とアーティストのコミュニケーションを生み出す場として、スケールアップしながら成長を続けてきた「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024」。ディレクターに椿昇、アドバイザリーボードに16組のアーティスト、公募・推薦を含めた44組のアーティストとともに開催する。

京都国立博物館 明治古都館 外観

京都新聞ビル地下1階世界遺産音羽山清水寺に加えて、今年は重要文化財である京都国立博物館明治古都館がメイン会場に。日本建築界の草分けのひとり、宮内省の内匠寮技師であった片山東熊が設計した、フランス・ルネサンスバロック様式と日本的な抒情性や繊細な感覚が見事に表現された建造物とアートとの融合を楽しめる。

「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2024」京都国立博物館明治古都館 風景

ARTISTSʼ FAIR KYOTO」で毎年話題を呼ぶ、アーティストユニットYottaによるこけしをモチーフにした巨大作品《花子》が、今年は世界遺産である音羽山清水寺に出現する。

Yotta 《花子》 「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2024」 清水寺での展示風景

参加アーティストは、以下の通り。カッコ内は推薦したアーティスト、もしくは公募から選ばれた作家を示す。

京都国立博物館明治古都館 (33組):石田成弘(池田光弘)、石山未来(薄久保香)、伊藤美優(鬼頭健吾)、内海紗英子(公募)、遠藤文香(ミヤケマイ)、大上巧真(大庭大介)、岡本ビショワビクラムグルン(池田光弘)、Officell(公募)、清方(鶴田憲次)、Christopher Loden(やんツー)、小西梨絵(大庭大介)、佐藤壮馬(公募)、鮫島ゆい(公募)、品川美香(公募)、德永葵(鶴田憲次)、鳥越愛良(鬼頭健吾)、西垣肇也樹(公募)、西村大樹(公募)、西凌平(椿昇)、久村卓(ミヤケマイ)、方圓(Fang Yuan)(公募)、ブルノ・ボテラ(名和晃平)、松岡勇樹(やなぎみわ)、松元悠(伊庭靖子)、丸井花穂(椿昇)、三宅佑紀(伊庭靖子)、森山佐紀(公募)、森夕香(公募)、山羽春季(公募)、山本和真(薄久保香)、吉浦眞琴(やなぎみわ)、廖元溢(Liao Yuan Yi)(鬼頭健吾)、リュ・ジェユン(公募)

久村卓 マイナビ ART AWARD 優秀賞

ブルノ・ボテラ

京都新聞ビル地下1階 (11組):カタルシスの岸辺(小谷元彦)、倉知朋之介(Yotta)、志賀耕太(田村友一郎)、花形槙(やんツー)、宮原野乃実(公募)、保良雄(加藤泉)、山田愛(小谷元彦)、山本将吾(田村友一郎)、米村優人(Yotta)、米山舞(ヤノベケンジ)、劉李杰(Liu Lijie)(公募)

保良雄
倉知朋之介

音羽山清水寺「アドバイザリーボード展」(16組):池田光弘、伊庭靖子、薄久保香、大庭大介、加藤泉、鬼頭健吾、田村友一郎、 椿昇、鶴田憲次、名和晃平、Bosco Sodi、ミヤケマイ、やなぎみわ、ヤノベケンジ、やんツー、Yotta

「アドバイザリーボード展」 会場風景
加藤泉 《Untitled》 (2023) アルミニウム、ステンレスにウレタン塗装

会期中は様々なイベントが目白押し。サテライトイベントとして、京都から発信するアートシーンを盛り上げるために、コンセプトに共感した企業と過去出品作家のコラボレーションした展覧会が各所で開催。また、市内6箇所のシェアスタジオから50名のアーティストが参加する「OPEN ARTISTSʼ STUDIO 2024」では、ガイド付きバスツアーも。

京都府京都文化博物館別館で開催される企業とコラボレーションしたバラエティ豊かなオフィシャルシンポジウムや、若手批評家育成プロジェクト「歴史・批評 ・芸術」によるトークセッションも見逃せない。

多彩なイベントが織りなす豊かなアート体験を、春を迎える京都で体感してほしい。

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