公開日:2023年5月31日

2023年の「アートウィーク東京」は11月2日~5日に開催。「買える展覧会」《AWT FOCUS》や子供・学生向けの企画も

都内の美術館・ギャラリーを無料シャトルバスで巡る現代アートの祭典。今年は11の美術館と39のギャラリーが参加

アートウィーク東京 2023年のキーヴィジュアル

「アートウィーク東京」は、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが「アートバーゼル」と提携し、日本の現代アートを国内外に紹介するアートイベント。2023年の開催は11月2日〜5日に決定した。

イベントの軸となる無料シャトルバス《AWT BUS》などに加えて、今年は「買える展覧会」《AWT FOCUS》を新たに立ち上げた。《AWT FOCUS》では、すべての出品作品がギャラリーを介して購入可能。日本のアートマーケットの活性化を試みる。会場は、虎ノ門にある大倉集古館。滋賀県立美術館ディレクター・保坂健二朗がアーティスティックディレクターを務める。

大倉集古館 外観

参加施設は50。東京国立近代美術館や、東京都現代美術館森美術館といった日本のアートシーンを牽引する美術館や、東京画廊+BTAP⼩⼭登美夫ギャラリーウェイティングルームといったギャラリーに加えて、銀座メゾンエルメス フォーラム資生堂ギャラリーなど、企業が運営するインスティチューションも名を連ねた。

南青山の複合ビルでは、去年に引き続き《AWT BAR》がオープン。アーティストとのコラボレーションカクテルに加え、今年は気鋭の若手シェフによる料理が提供されるという。

建築家・萬代基介が設計を手がけた2022年度の《AWT BAR》 ©️ Mandai Architects Photo by Art Week Tokyo

ほかにも、子供・学生を対象とした展覧会ツアーや、次世代のアートコレクター育成プログラムも実施。さらに、国内外のキュレーターを招聘したシンポジウムやラウンドテーブル、オンライントークも予定されている。

2022年度AWT会期中に6つのルートで50以上のアートスペースをつないだシャトルバス《AWT BUS》 Photo by Art Week Tokyo
2022年度AWT会期中に6つのルートで50以上のアートスペースをつないだシャトルバス《AWT BUS》 Photo by Art Week Tokyo

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