“デザインを五感で楽しむ”をコンセプトに、16回目の開催を迎える「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023(以下、DESIGN TOUCH 2023)」。人々の心に寄り添いながら、自然や環境との関係を構築していくことの大切さが認識されつつある現代。持続可能な社会を目指し、よりよい未来に担うためのデザインアイデアを体感できるイベントだ。体感型インスタレーションや参加クリエイターらによるトークサロン、子供の潜在力を引き出すワークショップなど多様なコンテンツが揃う。
◎土を素材にした、自然との対話をいざなうインスタレーション
廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせ、建材としての材料強度をもたせた土。この土を使って、3Dプリンターで、芝生広場に浮かぶ土の群島を作り出した。制作したのは『オルタナティブ・パブリック』(2023)の執筆や大阪・関西万博のトイレ施設、TIMELESS COURT IZUプロジェクトを行っている建築家の浜田晶則。地球環境に配慮しながらも楽しく生きる暮らしを、デザインがいざなってくれる。
◎都心のガーデンで体感する「風の庭」
アレクサンドラ・コヴァレヴァと佐藤敬による建築家ユニット・KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTSによるインスタレーション。流れゆく風を眺め、快適な都市生活に身を置くことで忘れがちな風の心地よさを感じ、慌ただしい時の感覚から離れられる。ミッドタウン・ガーデンの風をモチーフとした花畑に、柔らかな秋の風を受けると、木立の中に広がる一面の景色がなびき、小さな花々のような群れとなって風の形が現れる。
◎水資源問題に意識を向けた「Reflections on Water」
人間中心デザインを用い、分野横断的なアプローチで知られるデザインファーム・IDEOによるインスタレーション。訪れる人々が鏡に映り込む自分の姿と周りの環境にそれぞれの問いを重ね、水資源問題に向き合うように“いざなう”仕掛けがデザインされている。日本は、様々な水資源に恵まれた「水が豊かな国」で、人々が水について考えを深め、未来のためにアクションを起こすきっかけになることを祈っている。
◎参加クリエイターらによるトークセッション「DESIGN TOUCH Talk Salon(デザインタッチ トークサロン)」
毎回好評の「DESIGN TOUCH 2023」の参加クリエイターやデザイン関係者、若手建築家らによるトークセッション。さまざまなテーマをもとに、最新デザインの潮流やテクノロジー、サステナビリティプロジェクトなどを学べる機会を提供となりそうだ。登壇者は、浜田晶則、アレクサンドラ・コヴァレヴァ/佐藤敬、田仲薫、永井一史、伊藤直樹、大南信也。Peatixで9月8日より事前申込制。
◎子どもと一緒にデザイン体験! ワークショップ「DESIGN TOUCH Creative Workshops」
「デザイン」「サステナブル」「イマジネーション」をテーマにしたクリエイティブなワークショップが、イベント期間中の週末に毎週ごとに内容を変えて開催される。単一素材のプラスチックで自分だけのオリジナルの傘やオリジナルの「ひかる車」を作るなど、環境やものを大切に使うことを学べるワークショップは、子どもの知的好奇心とクリエイティビティを刺激するラインナップだ。参加申込は、9月15日よりPeatixにて順次受付開始(予定)。
ほかにも、多彩なジャンルのアーティストが都内各所で展示を行う「DESIGNART TOKYO 2023」やTOKYO MIDTOWN AWARD 2023受賞作品発表の展示もある。同時開催展覧会としてGOOD DESIGN EXHIBITION 2023、21_21 DESIGN SIGHT、サントリー美術館、とらやなどの会場も見逃せない。
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023
開催期間:2023年10月6日~29日
時間:東京ミッドタウン各所
会場:東京ミッドタウン
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