
アントニオ・フォンタネージ ブジェイ高原 1859‒60 油彩、画布 トリノ市立近現代美術館 GAM – Galleria Civica d’Arte Moderna e Contempoanea, Torino. Courtesy Fondazione Torino Musei
アントニオ・フォンタネージの画業をたどる展覧会「フォンタネージ――イタリアの光・心の風景」が、東京・三菱一号館美術館で開催される。会期は10月17日〜2027年1月24日。
19世紀イタリアの画家アントニオ・フォンタネージ(1818〜82)は、スイスやフランス、英国などヨーロッパ各地に滞在し、バルビゾン派やターナーらから影響を受けながら、詩情豊かな独自の風景画を生み出した。日本では、1876年に58歳で工部美術学校の画学教師として招聘され、その門下から浅井忠ら初期の洋画家たちを輩出した人物として知られている。

理想の風景を絵画にしようとする姿勢、都市の喧騒や農村の労働に対する真摯な眼差し、そして光と自然に対する深い関心。作品に目を凝らせば、フォンタネージが見つめた世界が浮かび上がる。フォンタネージを初めて知る人にとってはもちろん、名前を聞いたことがある人にとっても、新たな発見のある風景画の旅となる。
