
アントニオ・フォンタネージ ブジェイ高原 1858-60頃 新潟県立近代美術館・万代島美術館
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丸の内の三菱一号館美術館で、イタリアの画家アントニオ・フォンタネージの画業をたどる展覧会「フォンタネージ ――イタリアの光・心の風景」が開催されている。会期は2027年1月24日まで。
19世紀に活躍していたフォンタネージ(1818〜82)は1876年、58歳で工部美術学校の画学教師として来日し、浅井忠や小山正太郎ら、日本の初期洋画を担う画家たちを育てたことで知られる。いっぽう、スイスやフランス、イギリスなど欧州各地に滞在し、バルビゾン派やターナーらの影響を受けながら、詩情豊かな風景画を生み出した画家でもある。

来日から150年の節目となる本展は、トリノ市立近現代美術館の所蔵品を中心に、イタリアと日本の美術館、個人コレクションから集めた約200点で構成される。全8章で初期から晩年までの画業を追い、日本の弟子たちや、次世代のイタリア人作家に及んだ影響にも目を向ける。イタリアに新たな風景表現を切り拓いた画家の全貌に迫る貴重な機会だ。
