公開日:2026年11月6日

「『森の芸術祭 晴れの国・岡山』2027」、参加アーティスト第2弾を発表。石上純也や鈴木理策ら12組が新たに参加

会期は2027年9月18日〜11月23日

メインヴィジュアル 写真:岡山県提供

2027年秋に開催される国際芸術祭「『森の芸術祭 晴れの国・岡山』2027」が、参加アーティスト第2弾を発表した。新たに加わったのは、8ヶ国・地域から集まった12組。あわせて、ブラジルを拠点に活動するルイス・ゼルビーニの作品を採用したメインヴィジュアルも公開された。

今回発表されたアーティストには、映像や彫刻、インスタレーションなど多様な表現を手がけるファイグ・アフメッド、日本初紹介となるインドのスミッタ・M・バブをはじめ、ジュリアン・シャリエール、マイク・ヒューソン、Keiken、リチャード・ムゼルワ、ウリエル・オルロー、アドリアン・ビシャル・ロハス、インドの伝統的なワルリー画を制作するアーティストたち(サダシ・シヴヤ・マーシェら)が名を連ねる。また、建築家の石上純也や写真家の鈴木理策、イラストレーターの川上和生など、日本からも参加する。

ファイグ・アフメッド Nizami Ganjavi 2021 Courtesy of Faig Ahmed Studio
マイク・ヒューソン The Key's Under the Mat 2025 Photo: Jessica Maurer
スミッタ・M・バブ Photo: A.J. Joji at the Kochi-Muziris Biennale

メインヴィジュアルに採用されたのは、ルイス・ゼルビーニの作品《Abricó de macaco 10》(2023)。熱帯の森から採取した植物を用い、モノタイプの技法で紙に刷り上げた作品で、異なる樹木や葉の痕跡が重なり合うことで、豊かな色彩と力強い造形を生み出している。アートディレクターの長谷川祐子は、本作について「森とともに前へ進む、あるいは森そのものが動き出すかのような、新しいフォルムの誕生を予感させます」とコメント。森のエネルギーとアーティストの技が一体となって新たな森を作り出す姿が、今回の芸術祭のコンセプト「プロトピア」を表現しているという。

ルイス・ゼルビーニ Photo: Eduardo Ortega

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2027のコンセプトは「プロトピア―前に進む森―」。理想郷(ユートピア)でも悲観的な未来(ディストピア)でもなく、日々の小さな改善を積み重ねながら、よりよい社会を育てていくという思想を背景に、森がゆっくりと変化し続ける姿を重ね合わせる。芸術祭を起点に、テクノロジーや農業、福祉、教育など様々な分野の人々が出会い、協働する場をひらくことも目指している。

また、蜷川実花 with EiMは、芸術祭に先駆けて特別列車「プロトピア行き列車」を制作。10月10日から運行を開始しており、2027年秋の本会期に向けてさらに進化を遂げる予定だ。

なお、すでに発表されているアーティストには、ジュリアナ・ドス・サントス、イザベル・シカット(TOQA)、Sputniko!、ルイス・ゼルビーニ、レアンドロ・エルリッヒ、蜷川実花 with EiM、森山未來、リクリット・ティラヴァニがいる。今回の発表により、参加アーティストは11ヶ国・地域から計20組となった。

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