公開日:2022年9月10日

気軽にNFTを体験をできるウェブアプリ「FUN FAN NFT」がリリース。ムーンアートナイト下北沢などイベントにも導入

高野山と下北沢で「FUN FAN NFT」を使ったイベントも開催

FUN FAN ART

NFTを身近にするアプリがリリース

スタートバーン株式会社と株式会社アートビートは、NFT(非代替性トークン)のオフライン体験を実現するウェブアプリ「FUN FAN NFT」をリリースした。アーティストやイベント主催者、店舗や施設など、様々な事業者がNFTを作成でき、来場者などのユーザーはQRコードを通じて手軽にNFTを取得できる。

FUN FAN ART

これまでの、NFTおよびNFT付きデジタル作品は多くの場合オンラインマーケットプレイスから入手するため、利用者側にウォレットや仮想通貨の準備などのコストを求めるものが多かった。「FUN FAN NFT」では、デジタル作品を準備さえすれば、スマホ一つで簡単にNFTを作成できる。ブロックチェーンに関する知識や仮想通貨は不要で、NFTの希少性を左右するエディション数は、一点から数万点まで目的に応じて幅広く設定可能だ。

例えば、店頭にNFTの受け取り用QRコードを印刷して設置すれば、QRコード決済サービスのように、来場者がスマホで読み取ることでNFTを獲得することできる。こういった手軽さを活用すれば、イベントでのスタンプラリー企画などにNFTを応用することも可能で、9月10日から25日にかけて開催される「ムーンアートナイト下北沢」では、NFT付きデジタル作品を集めるスタンプラリー企画を実施する。また、 2023年3月31日まで高野山(和歌山県伊都郡高野町)で開催中の「ナゾトキ文化財めぐり『天空の秘境と夢幻手稿(むげんしゅこう)』」では、謎解きの過程で訪れる複数のチェックポイントにQRコードが設置されておりスマートフォンで「NFT文化財カード」をゲットできる体験プログラムを実施している。

今後「FUN FAN NFT」では、売買機能も追加する予定。何かと難しく感じられるNFTの有用性や効果を、手軽に身近に感じられるアプリになるだろう。

ナゾトキ文化財めぐり「天空の秘境と夢幻手稿(むげんしゅこう)」

*「Tokyo Art Beat」を運営する株式会社アートビートは、スタートバーン株式会社のグループ会社です。

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