「細野さんと晴臣くん」キーヴィジュアル
細野晴臣のデビュー55周年を記念し、その軌跡と進行形の活動を伝えるプロジェクト「HOSONO MANDALA」が始動。第1弾として、企画展「細野さんと晴臣くん」が東京・池袋の立教大学 ライフスナイダー館で開催される。会期は5月31日から6月30日まで。
1969年にエイプリル・フールの一員としてデビューした細野晴臣。「HOSONO MANDALA」は、その軌跡をたどるデジタルミュージアムとして、今秋に公開が予定されている。

本プロジェクトの第1弾企画として行われる今回の展覧会は、「昔の晴臣くんと、今の細野さん。そのふたりが、ずっと好きでいる音楽や映画、漫画などについて、時空をこえて語り合うような展覧会」(プレスリリースより)。立教大学は細野の母校で、会場となるライフスナイダー館は、1926~27年にかけて、当時の立教学院総理であったライフスナイダーの邸宅として建設された洋館だ。
展覧会は、過去の細野が描いたノートの落書きに現在の細野の言葉を添えて紹介するという構成となり、展示物を通して細野の歌声を聞くことのできるインスタレーションも展開される。さらに高校時代に活動していたフォークバンド、オックス・ドライヴァーズの楽曲を世界初公開。会場では展覧会を1冊の本として編み直した同名の冊子も販売される。50数年前に細野と同じ時代の空気を吸っていた歴史ある建築のなかで、細野が「ずっと好きなものたち」に触れられる貴重な機会となりそうだ。

デジタルミュージアム「HOSONO MANDALA」では、今後も様々な企画や展覧会を順次展開予定。「細野さんと晴臣くん」とデジタルミュージアムの企画編集・デザインは、デザイナーの三澤遥が主宰を務める日本デザインセンター三澤デザイン研究室および同社のライターが担当している。

なお細野は7月19日にイギリス・ロンドンのサウスバンクセンター内ロイヤル・フェスティバル・ホールにてCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINと共演するライブを行う。同公演は、東アジアおよび東南アジアの芸術・文化を紹介するフェスティバル「ESEA Encounters」の公式プログラムのひとつ。
「HOSONO MANDALA」企画展「細野さんと晴臣くん」
会期:5月31日~ 6月30日
時間:平日11:00〜20:00(最終入場19:30)、土日11:00〜18:00(最終入場17:30)
会場:立教大学 池袋キャンパス ライフスナイダー館(豊島区西池袋3-34-1)
入場:無料