
会場風景
世界的なセレブリティたちがぬいぐるみをファッションアイテムとして取り入れ、社会現象を巻き起こしたキャラクター「LABUBU(ラブブ)」。そのルーツは、香港生まれのアーティスト、カシン・ロンが2015年に発表した絵本『THE MONSTERS TRILOGY』にある。このたび、「THE MONSTERS」シリーズの10周年を記念する展覧会「MONSTERS BY MONSTERS: NOW AND THEN」が、東京・麻布台ヒルズギャラリーで開幕した。会期は7月5日まで。
カシン・ロンは幼少期に両親とともにオランダへ移住。オランダ語を学ぶために読み始めた絵本を通じて絵の楽しさに目覚め、ヨーロッパ各地の妖精にまつわる伝説や民話に惹かれていった。2011年から香港のデザイナーズトイブランド「HOW2WORK」と提携し、一連のアートトイを発表。北欧神話に着想を得た3部作の絵本『The Story of Puca』『Pato and the Girl』『Miro's Requiem』は、「THE MONSTERS」シリーズの世界観の礎となり、なかでもウサギ耳のキャラクター、ラブブは絶大な人気を誇る。近年は絵画に創作の軸を移し、世界各地で個展やグループ展を開催している。

本展は、2025年に上海でスタートし、台北、香港、パリを巡回してきた。会場はショップを含む8つのエリアで構成され、キャラクターの歴代フィギュアや原画、絵画、映像などを通して「THE MONSTERS」の世界観を体感させるとともに、北欧の森に着想を得たキャラクターたちがカルチャーアイコンへと成長した10年の軌跡を紹介する。
