国立新美術館では、「ルーヴル美術館展 ルネサンス」が2026年9月から開催される。会期は9月9日〜12月13日。
本展は、イタリアで花開き、15〜16世紀にかけてヨーロッパ各地へと広がったルネサンス美術について、その本質的な特徴のいくつかを、選び抜かれた50点余りの作品を通して浮かび上がらせる。ルーヴル美術館のコレクションによる展覧会は、「ルーヴル美術館展 愛を描く」(国立新美術館ほか、2023年)以来、3年ぶりの開催だ。

古代ギリシャ・ローマを理想とし、人間の主体性を追究したルネサンス期。同時代の芸術家たちは、古代の美術を手本にしながら、人物の表情や動作を再現的に表現することを通じて、その内面を映し出すことを試みていた。本展では、盛期ルネサンスを代表する画家レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作《女性の肖像》(通称:美しきフェロニエール)が初来日。ルネサンス美術の広がりと多様な展開を辿るような機会となる。