最終更新:2010年2月18日

第13回文化庁メディア芸術祭

「メディア芸術の祭典」をフォトレポート

現在国立新美術館にて開催されている第13回文化庁メディア芸術祭(以下メディア芸術祭)をフォトレポートします。
会場ではアート、アニメ、映像、ゲーム、Web、マンガなど54ヶ国・地域の2,592作品から選ばれた受賞作品と審査委員会推薦作品が上映・展示されている。

アート部門優秀賞作品 Lawrence MALSTAF - Nemo Observatorium
アート部門優秀賞作品 Lawrence MALSTAF - Nemo Observatorium
椅子のスイッチを押すと、大量の発泡スチロールの粒が舞い上がるが、その中心部の鑑賞者には全くぶつからない

アート部門優秀賞作品 Lawrence MALSTAF - Nemo Observatorium
アート部門優秀賞作品 Lawrence MALSTAF - Nemo Observatorium
中からの眺めをiPhoneのカメラで撮影した

アート部門優秀賞作品 Junghwan SUNG - Mr. Lee Experiment
アート部門優秀賞作品 Junghwan SUNG - Mr. Lee Experiment
手元のスポイトで作品上の人間を吸い込むと、ラットのいる場所や砂の敷かれたシャーレなどへと移動させることができる

アート部門審査委員会推薦作品 川瀬浩介 - ベアリング・グロッケン II
アート部門審査委員会推薦作品 川瀬浩介 - ベアリング・グロッケン II
ベアリングの球が鉄琴の上を跳ねて楽曲を奏でる作品

マンガ部門優秀賞受賞 五十嵐大介 - 海獣の子供
マンガ部門優秀賞受賞 五十嵐大介 - 海獣の子供
マンガ部門では、作家の絵コンテや実際に使用している道具が並べられていた

エンターテインメント部門審査委員会推薦作品 内田明里(KONAMI) - ラブプラス
エンターテインメント部門審査委員会推薦作品 内田明里(KONAMI) - ラブプラス
昨年話題になった恋愛シミュレーションゲーム。いわゆる「メディアアート」のみを期待していると、肩透かしを食らうかもしれない

メディア芸術祭祝賀会にて
メディア芸術祭祝賀会にて
審査員の登壇。マイクを持っているのはアート部門審査委員でICCシニアキュレーターの四方幸子氏

大勢の関係者で盛況の祝賀会会場
大勢の関係者で盛況の祝賀会会場
中央右・エンターテインメント部門 'scoreLight' で優秀賞などノミネート多数の真鍋大度氏、手前左・アート部門 インスタレーション作品 'a circular structure for the internal observer' で審査委員会推薦の平川紀道氏

祝賀会にて
祝賀会にて
エンターテインメイン部門大賞「日々の音色」を歌うSOURの演奏

メディア芸術祭会場では、受賞作品の紹介・展示のほかにも、シンポジウムが数多く開催され、プレゼンテーションも毎日のように行われている。

今月7日日曜日に行われたプレゼンテーションイベント「ART Apps Collection」では、ジャーナリストの千葉英寿氏主催で、アートとiPhoneについてのプレゼンテーションイベントが開催され、アートに関連するiPhoneアプリの製作者・アーティストなどが参加した。

ART Apps Collectionにて
ART Apps Collectionにて
千葉英寿氏の挨拶

ART Apps Collectionにて
ART Apps Collectionにて
ジャーナリスト林信行氏によるiPadの最速リポート。会場のオーディエンスの関心も高かった

ART App Collectionにて
ART App Collectionにて
後半トークセッション。(左より)エキソニモの千房けん輔氏、八谷和彦氏、Julie、鹿野護氏(WOW)、宮田人司氏。それぞれが制作したiPhoneアプリについて語った。

btn_iphoneapp_visual

今回、メディア芸術祭のために公式iPhone & iPod touch対応アプリケーションが作成された。
JMAF naviと名づけられたアプリでは、主要受賞作品と贈賞理由、一部作品の動画も閲覧可能だ。
また、会場での利用者の位置情報を読み取り、自動的にハッシュタグをつけてTwitterに投稿できるようになっている。
ダウンロードは無料、ただし容量が大きいためiTunes経由でのインストールもしくはWi-Fi環境が必要だ。

会場にはTwitterのコーナーも設けられ、その場でしか利用できないシークレット機能もあるとのこと。
メディア芸術祭の公式Twitterアカウントはこちら。http://twitter.com/JMediaArtsFes
メディア芸術祭を通じたハッシュタグは #JMAF2009 となっている。

アート部門優秀賞作品 和田永 - Braun Tube Jazz Band
アート部門優秀賞作品 和田永 - Braun Tube Jazz Band
ブラウン管を使ったパフォーマンスの様子。熱心に見入る観客

アート部門優秀賞作品 和田永 - Braun Tube Jazz Band
アート部門優秀賞作品 和田永 - Braun Tube Jazz Band
観客も直に「楽器」に触れ、楽しむことができる

日曜日の会場内の様子
日曜日の会場内の様子
休日は混雑するので、平日か午前中の来場が望ましい

他に同時開催で東京都現代美術館の「サイバーアーツジャパン アルスエレクトロニカの30年」など、メディアアートの軌跡を辿る展示があるので、興味のある人はあわせて行くのをおすすめしたい。

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Xin Tahara

Xin Tahara

北海道生まれ。Tokyo Art Beat Executive、Brand Director。

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