
片山真理 tree of life #001 2024 Cプリント(手焼き) Courtesy: Galerie Suzanne Tarasieve, Paris; Yutaka Kikutake Gallery, Tokyo
「森アートアワード」の初代グランプリを受賞した片山真理の受賞記念展「森アートアワード2026 グランプリ受賞記念展:片山真理」が、森美術館の小企画展示室で開催される。会期は10月31日から2027年3月28日まで。企画は德山拓一(森美術館シニア・キュレーター)が担当する。
「森アートアワード」は、一般財団法人森現代芸術財団が隔年で実施する表彰制度。国内外で活動する日本人、もしくは日本と関係の深い中堅の現代アーティストを対象とし、過去2年間に発表された優れた展覧会や作品をもとに選出。国際選考委員による書類審査を経た4名のファイナリストから、対面の最終審査を経てグランプリが決定される。グランプリ受賞者には賞金1000万円と森美術館との共催による受賞記念展の開催機会が提供され、ほか3名のファイナリストには賞金100万円が授与される。
初代グランプリに選出された片山真理は、フィルム写真や刺繍・縫いものなどの手仕事を通じて、自身の身体の境界を拡張する可能性を力強く社会へ提示してきたことが高く評価され、国際的なアートシーンでのさらなる飛躍が期待されている。本展では、受賞理由にもなったヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)に収蔵された近作「tree of life」シリーズ(2024〜)からなるインスタレーションを紹介する。なお、本展は同時開催の「森万里子:燦燦」のチケットの購入で鑑賞可能。

また、ほかファイナリストに、小泉明郎、目[mé]、山城知佳子の3組が選ばれている。それぞれの作家の今後の活動にも注目したい。