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渋谷駅近くの渋谷3丁目に、新たなカルチャースポット「Museum of Imaginary Narrative Arts」(以下、MINA)が2026年4月に誕生する。コンセプトは“イマジナリーナラティブ=架空の物語”。アートと暮らしのあいだを往還する新しい文化のあり方を提示する小規模ミュージアムとしてオープンする。
本プロジェクトは「コーヒーのある風景」をテーマに活動するアーティストユニットL PACK.を中心に、東急株式会社がオーナーとして参画。カフェ、ギャラリー、ショップに加え、季刊誌の編集室、ラーニングプログラムの開発、地域交流、アートプロジェクトの拠点など、多面的な機能を備える。
アーティストやクリエイターと常時協働しながら、都市生活者の日常にアートの豊かさを浸透させることを目指す。

MINAは2026年4月のオープンに向け、2025年12月11日〜14日、19日〜21日開催の「TOKYO ART BOOK FAIR(TABF)」から広報活動を本格的にスタートする。会場では、季刊誌の準備号として、4組のアーティスト(小林エリカ、DIEGO、クリスティーン・サン・キム、GOO CHOKI PAR)が手がけたアートワークによる2026年4月まで使えるカレンダーを無料配布。特製クリスマスツリーの展示も行われ、MINAの世界観を来場者に紹介する。
また12月13日には、アートと都市生活の新たな関係をテーマにしたトークイベント「人とアートが居心地よく共存するまちへ」を開催。東急株式会社の荻野章太、L PACK.(小田桐奨、中嶋哲矢)、twelvebooks(濱中敦史)、中村碧宙(「暮らしの思想」主宰)ら登壇者が、日常に根づく文化の風景について議論する。TABFの2週にわたる参加を通じ、MINAはミュージアムの理念と活動を先行して発信する機会を創出することとなるだろう。