最終更新:2021年10月21日

2020年オリパラ東京大会のデザインを振り返る(文:加島卓) 【シリーズ】オリパラは日本の文化芸術に何を残したのか?(1)

エンブレム、コアグラフィックス、会場等のユニバーサルフリーの導入まで、東京大会の「デザイン」について論じる。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、現在の日本の社会・政治をめぐる問題をたびたび表面化させ、至るところで「アスリートファーストではない」という批判を巻き起こした。
では、オリパラにとってスポーツとともに重要な柱である「文化」と、それに関わるプレーヤーについてはどうだったのだろうか。オリンピック憲章の根本原則には、「オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである」と記されている。

シリーズ「オリパラは日本の文化芸術に何を残したのか?」では、各分野の専門家に東京大会の文化・芸術に関する側面について検証してもらい、その達成や評価、論点を、今後も大型イベントが予定されている未来に向けて残したい。

第1回は、『オリンピック・デザイン・マーケティング: エンブレム問題からオープンデザインヘ』(河出書房新書)の著者である社会学者の加島卓が、東京大会の「デザイン」について論じる。[Tokyo Art Beat]

 
▶︎第2回:踊り/ダンスとオリンピック・パラリンピック(文:武藤大祐)
 ▶︎第3回:コロナ禍を乗り越えた、オリパラ文化プログラムの成果と展望(文:吉本光宏)


オリパラのデザイン:エンブレム、マスコット、コアグラフィックスなど

批判をするならオリンピック、応援するならパラリンピック。そういうバランスの8年間だった。どこで誰がやっても同じような問題を繰り返すオリンピックと、前向きな変化を起こそうとしているパラリンピック。こうした批判のしやすさと応援のしやすさは、2020年東京大会(以下、東京大会)のデザインでも見られた。そこで本稿は東京大会のデザインを概観したうえで、注目すべきポイントを3つ挙げ、今後の課題を整理したい。

1.概観

まずは東京大会のデザインを概観したい。2016年の大会招致でリオデジャネイロに敗れ、20年の開催を目指して招致ロゴが発表されたのが11年の11月末。公募で38点のなかから選ばれたのは島峰藍(当時は大学生)の案で、桜のリースをモチーフにしたカラフルなデザインだった。後に大会エンブレムが撤回されたときには、こちらの採用を望む声が多かったデザインである(下図は招致エンブレムを使ったのぼり旗)。

風向きが変わったのは2015年。5月末には東京都観光ボランティアのスタッフユニフォーム(タマキ フジエ案)がインターネットで酷評され(*1)、7月17日には批判が相次いでいた新国立競技場の設計プラン(ザハ・ハディド案)が白紙撤回された(*2)。そして7月24日に発表された大会エンブレム(佐野研二郎案)には模倣の疑いがかけられ、9月1日には撤回と再選考が決まった(*3)。年末には新国立競技場の設計プラン(隈研吾案)が決まったが、東京大会にとって2015年はトラブル続きの1年だった。

新国立競技場基本構想国際デザイン競技でのザハ・ハディド・アーキテクトのプラン 出典:「新国立競技場基本構想国際デザイン競技報告書」https://www.jpnsport.go.jp/newstadium/tabid/430/Default.aspx
佐野研二郎案の大会エンブレム(左) 出典:Wikimedia Commons(Kenjiro Sano[MR_DESIGN Inc])、佐野案との類似が指摘されたオリビエ・ドビがデザインしたリエージュ劇場のロゴ(右) 出典:Wikimedia Commons(Olivier Debie)

新しいエンブレムが決まったのは、2016年の4月。市民から募集し(総数14599点)、最終候補4点に対して意見(41516件)も集めたうえで、野老朝雄の案が選ばれた(*4)。藍色で3種類の四角形45個を組み合わせ、「多様性と調和」を表現したものである(*5)。

04 野老朝雄による東京大会のエンブレム「組市松紋」

2017年8月には、マスコットを市民から募集した(総数2041点)(*6)。最終候補3点に対して小学生が投票を行い(*7)、18年2月に谷口亮の案が選ばれ(*8)、7月には「ミライトワ」(未来+永遠)と「ソメイティ」(ソメイヨシノ+力強さを意味するSo mighty)という名前に決まった。また2017年9月には東京都観光ボランティアの新しいユニフォーム(大矢寛朗案)も発表され(*9)、この頃から東京大会のデザインにはエンブレムの市松模様が反映されるようになった。

オリンピックマスコット・ミライトワ(左)、パラリンピックマスコット・ソメイティ(右) © Tokyo 2020

エンブレムとは別に東京大会のデザインの基本となる「コアグラフィックス」が発表されたのが、2018年の8月。これは十二単の「かさねの色目」をモチーフとし、5色(藍、紅、桜、藤、松葉)6段階のバリエーションで(*10)、組織委員会デザインディレクターの沢田耕一らが制作した(*11)。競技会場で見られたカラフルな装飾(大会ルック)は、このコアグラフィックスを用いたものである。

コアグラフィックス © Tokyo 2020

2019年になると、東京大会のデザインは次々と発表された。大会500日前の3月12日にはピクトグラム(廣村正彰案)(*12,13)、3月20日には聖火リレーのトーチ(吉岡徳仁案)(*14,15)、6月1日には聖火リレーランナーが着用するユニフォーム(尾花大輔が監修)(*16)、7月19日には大会スタッフおよび都市ボランティアのユニフォーム(コアグラフィックスをベースにしたもの)(*17)、7月24日にはメダルのデザイン(オリンピックは川西純市案(*18)、パラリンピックは松本早紀子案(*19))、7月30日には公式アートポスターの制作者(オリンピックは11名、パラリンピックは8名)が発表され(*20)、11月30日には新しい国立競技場が完成した。

廣村正彰がデザインしたピクトグラム © Tokyo 2020
吉岡徳仁がデザインしたトーチ © Tokyo 2020

大会開催200日前の2020年1月6日には公式アートポスター全20点が公開(*21)、1月23日には日本選手団の公式ユニフォーム(フォーマルウェアはAOKI、カジュアルウェアはアシックス)(*22,23)、2月21日には日本選手団のオフィシャルスポーツウェア(アシックス)が公開された(*24)。そして1年間の大会延期を経て、2021年6月3日にはフィールドキャストの衣装(山口壮大案)(*25)と表彰台のデザイン(野老朝雄案)(*26)が発表され、7月23日の開会式では佐藤オオキによる聖火台がお披露目された(*27)。

佐藤オオキがデザインした聖火台 © Tokyo 2020

2.市民参加の導入

この8年間で制作された東京大会のデザインは多岐に渡るが、なかでも選考における市民参加の導入は注目に値する。新しいエンブレムを選ぶために市民から募集し、また市民から意見も集めた。マスコットもこれに従い、市民から集め、小学生投票も行った。専門家から集めたもので選ぶのではなく、市民から集めたアイデアと意見を踏まえ、デザインに限らない多様な専門家で構成される委員会で選ぶことにしたのである(*28)。

こうした展開には、デザインの専門家から批判的な意見もあった。——市民参加にすれば、大衆的なデザインが選ばれる。よいデザインを選ぶためには、専門家のコンペティションにするべきだ——(*29)。しかしそのように進めた結果、2015年にエンブレム問題が生じたのだった。佐野研二郎はアシスタントのミス(サントリーの景品デザインでの画像トレース)と自らのミス(エンブレム展開例の画像無断加工)を認め、審査委員代表の永井一正は複数のデザイナーに優遇措置を要望していたことが後の調査で明らかになった(*30)。エンブレムそのものに問題はなかったかもしれないが、専門家として不適切だと見做される問題は残り、市民からの信頼を得にくい状態となった。

東京大会のデザインに市民参加が導入されたことで明らかになったのは、市民の反応と専門家の評価の不一致である。組織委員会の調査では、新しいエンブレムのB案C案D案にポジティブな意見が集まったが、A案(野老朝雄案)はポジティブな意見とネガティブな意見に分かれていた。また様々な調査で市民の反応が良かったのはB案だったが、エンブレム委員会の最終審査ではA案13票、B案1票、C案2票、D案5票、という結果だった。市民参加が導入されても、市民の評価がそのまま結果に反映されるわけではなかったのである。

3.市松模様 vs マーケティング

次に注目したいのは「市松模様」である。オリンピックでは最初にエンブレムを選び、次いでマスコットや個別デザインの開発を行う。デザインに統一性を持たせるためには、バリエーション展開に耐えられる可変的な構造がエンブレムに求められる。

佐野研二郎によるエンブレムは、じつは正方形を9分割することで多様なバリエーションを生み出す構造になっていた(エンブレムの構成要素を再構成してアルファベットにした画像が記者会見では紹介された)。これはデザインとマーケティングのバランスに配慮した佐野らしいデザインだったが、実際にはこうした「展開力」はほとんど注目されず(*31)、エンブレムは取り下げられることになった。

野老朝雄のエンブレムで印象的だったのは、市松模様を活かした展開力である。パロディ画像や解説動画、松川昌平によるジェネレーター(*32)など様々なバリエーションがネットユーザーによって公開され、野老はこうした「オープンデザイン」的な展開を喜んで受け入れた。

松川昌平(@sho000)の2016年5月4日のツイートより 出典:https://twitter.com/sho000/status/727644546335526912?s=20

ここで重要なのは、エンブレムがあって市松模様があるのではなく、市松模様があってエンブレムが作られた、という順番である。これはその気になれば、誰でもエンブレムっぽい表現ができるということを意味している(*33)。2015年の佐野案であれだけ「パクリかどうか?」が問題になった東京大会のエンブレムは、じつは誰もがパクれる市松模様のデザインを選んでいたのである。

東京都庁の最上階のお土産売り場の様子(2016) 撮影=筆者

そのためか、マスコットやユニフォーム、公式ライセンス商品の開発が進むと、エンブレムの市松模様を活かすというより、市松模様が部分的に使われるようになった。早いもので言えば、2016年10月に発表された東京大会の「公認マーク」と「応援マーク」であり(*34)、開催1000日前(2017年9月25日)に公開された「Go For 2020! Graphics ~Hanabi~」という動画で描かれた「花火」はもはや市松模様とは別のものに見えた。そして2018年8月に発表された「コアグラフィックス」になると(*35)、エンブレムの市松模様が使われていること自体がわかりにくくなっている。

エンブレムの一部を用いた公認マーク(2021) 撮影=筆者
公式ライセンス商品ショップの様子。装飾に「Go For 2020! Graphics ~Hanabi~」が使われている(2017) 撮影=筆者
コアグラフィッククスを用いた都市装飾(2021) 撮影=筆者

これらを踏まえると、東京大会のデザインはじわじわとエンブレムの市松模様から離れていったように思われる。新しいエンブレムが選ばれた時には「市松模様は世界中で愛されている。寡黙でありながら多弁で、日本人らしさを秘めている」と評価されたが(*36)、東京大会が近づくにつれ、市松模様を確認することができないコアグラフィックのバリエーションが都市装飾や公式ライセンス商品にあふれるようになった。

エンブレムの一部は使われていても、全体としてエンブレムに収斂することのないコアグラフィックス。こうしたエンブレムとコアグラフィックスの関係は、エンブレムの作り方を考えるデザイナーと、マーケティングでエンブレムの使い方を考える広告代理店の立ち位置の違いにも見える。市松模様を活かした便乗商法からスポンサーを守る必要があったのかもしれない。東京大会のデザインは、エンブレムの市松模様を活かすというより、なんとかして市松模様に見えないようにするバリエーションに力を注いでいた点がとても印象的だった(*37)。

4.ユニバーサルデザインの導入

東京大会に関連するデザインで大きく前進したのはユニバーサルデザインである。2013年に立候補した時点で、ノンステップバスの導入や、駅や公共施設、病院を結ぶ道路のバリアフリー化、スポーツやイベント会場、その他のインフラに関する新たなバリアフリーの基準の導入などが目標とされ、この8年間で社会の風景は大きく変わった。

たとえば、2013(平成25)年度に13099台だった福祉タクシー(ユニバーサルデザインタクシーを含む)は2020(令和2)年度に37064台まで増えている(*38)。トヨタの「ジャパンタクシー」(https://toyota.jp/jpntaxi/)など従来よりも車高の高いタクシーは、ここ数年で当たり前の風景になった。

エンブレムが貼られたタクシーとコアグラフィックスを用いた装飾(2021) 撮影=筆者

また、案内用図記号(ピクトグラム)の日本産業規格(JIS)化も進んだ。2017年には温泉マークを国際規格(ISO)に合わせるかどうかで話題になったが、ここでヘルプマークが新たに追加されたのは重要である(*39)。そして2020年には男女共用お手洗や介助用ベッド、カームダウン・クールダウンルームの記号も追加された(*40)。

ヘルプマーク(左)、「男女共用お手洗」案内図記号(右)

2019年11月に完成した国立競技場のユニバーサルデザインも注目に値する。その導入にあたっては、多様なニーズを持つユーザーとのワークショップが約3年半行われたことが知られている(*41)。なかでも、500席設置された車いす用の観客席、右半身ユーザーと左半身ユーザーに合わせたバリアフリートイレ、カームダウン・クールダウン室はテレビ番組でも紹介された(*42)。

国立競技場公式ウェブサイトより 出典:https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/

5.多様性の肯定と合意形成のバランス

それでは、東京大会は日本のデザインに何を残したのか。
1つ目は、デザイン選考における専門家と市民の関係の見直しである。東京大会のエンブレムが意味するのは、少数の専門家による「説得的なデザイン」よりも市民参加で選んだ「賛否両論のデザイン」のほうがオリンピックやパラリンピックにとって都合がよい、ということである。

多様性を肯定する公的なイベントにおいては多くの市民が関わることが重視され、より閉鎖的ではないデザイン選考が造形的な価値よりも優先されることになる。その意味で、優れたデザイナーが社会を牽引するかのようなイメージは1964年東京大会のノスタルジーにすぎない。今後の課題は、デザイン選考をめぐって専門家と市民のパートナーシップのパターンをいくつ用意できるかである(*43)。

2つ目は、デザイナーとユーザーの関係である。野老朝雄によるエンブレムが印象的だったのは、あの市松模様をきっかけに様々な二次創作が生まれたことである。野老はユーザーがエンブレムに関心を持つきっかけを与えただけであり、エンブレムを完成させたのはユーザー一人ひとり、というわけである。

こうしたオープンデザイン的な展開は、より多くの市民の参加が求められる公的なイベントに適している。静止画で完成されたデザインとは別に、動的な要素を持ったインタラクティブなデザインが、市民のより深い関わりを促す場合もある(*44)。こうなると、デザイナーは洗練された素材を提供し、ユーザーがデザインを完成させる関係になる。こうしたデザイナーとユーザーの関係をどのように設計するのか、これも今後の課題である。

デザイン選考における専門家と市民の関係、そしてデザイナーとユーザーの関係。この2つは人々の「多様性」を尊重するという点で共通しているが、そのうえでどのように決定すればよいのかはより大きな課題である。選択肢が少ないと問題になるいっぽうで、選択肢が多すぎると逆に選ぶのが難しくなる。多様性を肯定したうえで、合意形成を誰がいかに行うのか。デザインに限らず、東京大会が日本に残した本当の課題はこれである。


*1──「【インタビュー】「私なりにベストを尽くした」デザイナー藤江珠希が語る東京都観光ボランティアのユニフォーム」、FASHIONSNAP、2015年6月4日、https://www.fashionsnap.com/article/2015-06-04/tamaki-tokyo-uniform/
*2──五十嵐太郎『建築の東京』(みすず書房、2020)、山本想太郎・倉方俊輔『みんなの建築コンペ論:新国立競技場問題をこえて』(NTT出版、2020)など。
*3──加島卓『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』(河出書房新社、2017)、暮沢剛巳『オリンピックと万博:巨大イベントのデザイン史』(ちくま新書、2018)など。
*4──「東京2020エンブレム 選考の過程」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/emblem-archive/
*5──「東京2020エンブレム」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/emblem/
*6──「東京2020マスコット最終候補 選考のプロセス」、Tokyo 2020、2017年12月7日、https://www.youtube.com/watch?v=PSBLzXSMf_w
*7──「東京2020大会マスコット小学生投票結果発表!投票振り返りムービー」、Tokyo 2020、2018年3月6日、https://www.youtube.com/watch?v=O2biDbts9UE
*8──「ついに決定!東京2020大会マスコット」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2018年2月18日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20180228-01-ja
*9──「デザイン賛否で見直し「東京都観光ボランティア」の新ユニフォーム発表」、FASHIONSNAP、2017年9月15日、https://www.fashionsnap.com/article/2017-09-15/new-volunteer-uniform/
*10── 「コアグラフィックスの発表について」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2018年8月17日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20180817-02-ja
*11──「「五輪のデザイン」を作るお仕事。日本の美意識を平安時代まで遡って。」、Number Web、2019年9月17日、https://number.bunshun.jp/articles/-/840735
*12──「東京2020オリンピックスポーツピクトグラムの発表について」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2019年3月12日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20190312-01-ja
*13──「東京2020パラリンピックスポーツピクトグラムの発表について」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2019年4月13日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/paralympics/news/news-20190413-01-ja
*14──「東京2020聖火リレー公式アンバサダー、東京2020オリンピック聖火リレーエンブレム・トーチ発表!」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2019年3月20日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/torch/news/news-20190320-01-ja
*15──「東京2020パラリンピック聖火リレー 概要、エンブレム、トーチの発表について」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2019年3月25日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/paralympics/torch/news/news-20190325-01-ja
*16──「東京オリンピック聖火リレーランナーのユニフォーム公開、N.ハリ尾花大輔がデザインを監修」、FASHIONSNAP、2019年6月1日、https://www.fashionsnap.com/article/2019-06-01/tokyo2020-obana-uniform/
*17──「東京五輪スタッフとボランティアのユニフォーム公開、アシックスがシューズなど計8点を製作」、FASHIONSNAP、2019年7月19日、https://www.fashionsnap.com/article/2019-07-19/tokyo2020-asics-volunteer/
*18──「東京2020オリンピックメダルデザイン」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/olympics-medals-design/
*19──「東京2020パラリンピックメダルデザイン」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/paralympics-medals-design/
*20──「東京2020公式アートポスター、制作アーティストが決定!」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2019年8月1日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20190801-01-ja
*21──「東京2020公式アートポスター」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/games-artposter/
*22──「東京五輪日本選手団AOKI製作の公式服装が披露、オリ・パラ同一デザインは初」、FASHIONSNAP、2020年1月23日、https://www.fashionsnap.com/article/2020-01-23/tokyo2020-official-formalwear/
*23── 「東京五輪審判員のユニフォーム2種が披露、フォーマルウェアでは女性のスカートを廃止」、FASHIONSNAP、2020年1月23日、https://www.fashionsnap.com/article/2020-01-23/tokyo2020-technicalofficial-uniform/
*24── 「「アシックス」東京五輪日本選手団オフィシャルスポーツウェア披露、日本の伝統美を表現」、FASHIONSNAP、2020年2月21日、https://www.fashionsnap.com/article/2020-02-21/asics-japonism/
*25──「東京2020表彰式 フィールドキャスト衣装デザイン 山口壮大さん 快適で、自分らしくいられる衣装で、輝いてほしい」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2021年6月3日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210603-03-ja
*26──「東京2020表彰式 表彰台をデザインした野老朝雄さん「表彰台もレガシー。選手が立つ姿を見たいです」」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2021年6月3日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210603-01-ja
*27──「東京2020聖火台」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/games/couldron/
*28── 聖火リレーのトーチ、メダル、公式ポスターの選定も、デザインに限らない多様な専門家で審査会メンバーが構成された。
*29── 原研哉「コンペ、明快な基準を 五輪エンブレム、不可欠な専門性」『毎日新聞』2015年10月5日夕刊。佐藤卓『大量生産品のデザイン論』PHP新書、2018年、pp.208-209。
*30──「旧エンブレム選考過程に関する調査報告書」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2015年12月21日、http://www.idea-mag.com/column/2020_tokyo_olympic_emblem_001/
*31──静止画として見た時の類似性に注目が集まるなか、動画として見ればまったく違う評価も可能であることを指摘していたのは、河尻亨一(『広告批評』元編集長)である。「五輪エンブレム、盗用疑惑にかき消されたデザインの真意」、現代ビジネス、2015年8月6日、https://gendai.ismedia.jp/articles/-/44577
*32──松川昌平「東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムの背後に隠された幾何学的な理」、Keio SFC journal(20(1))、2020年、https://ci.nii.ac.jp/naid/120007053329
*33──「東京五輪エンブレム決定 「市松模様」で企業活動を活性化させる」『宣伝会議』(2016年7月号)、https://mag.sendenkaigi.com/senden/201607/report/008230.php
*34──「組織委が東京2020大会の「公認マーク」と「応援マーク」を発表」、電通報、2016年10月12日、https://dentsu-ho.com/articles/4563
*35──「コアグラフィックスの発表について」、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、2018年8月17日、https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20180817-02-ja
*36──「異例の再選定 透明性前面に」『東京新聞』2016年4月26日朝刊、エンブレム委員会委員長・宮田亮平の発言
*37──同様の問題意識は知的財産権の研究者にも共有されている。友利昴『オリンピック VS 便乗商法』作品社、2018年。https://book.asahi.com/jinbun/article/14419609
*38──「福祉タクシー車両の導入状況について(令和2年3月末現在)」、国土交通省、https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/content/001373606.pdf
*39──「案内用図記号のJIS改正」、経済産業省、2017年7月20日、https://www.mlit.go.jp/common/001288695.pdf
*40──「案内用図記号のJIS改正」、経済産業省、2020年5月20日、https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200520001/20200520001-2.pdf
*41──「新国立競技場整備事業におけるユニバーサルデザインワークショップについて」、JAPAN SPORTS COUNCIL、https://www.jpnsport.go.jp/newstadium/Portals/0/sonota/universaldesignworkshopnitsuite.pdf
*42──「目指せ!世界標準のバリアフリー 東京2020大会の先へ」、クローズアップ現代プラス、2021年9月8日、https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4580/index.html
*43── 大阪・関西万博ロゴマークについては別稿で論じた。加島卓「デザイン選考における専門家と市民の関係:2025年大阪・関西万博ロゴマークと2020年東京大会エンブレムの比較」『東海大学紀要 文化社会学部』(第5号、2021年)、https://researchmap.jp/takashi-kashima/published_papers/32109136
*44──「そんなことはしないで、放っておいてくれ」という立場もありえる。

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加島卓

かしま・たかし 東海大学文化社会学部広報メディア学科教授、社会学者。1975年東京都生まれ。専門は、社会学、メディア論、デザイン史、広告史。著書に『〈広告制作者〉の歴史社会学:近代日本における個人と組織をめぐる揺らぎ』(せりか書房、2014、日本社会学会第14回奨励賞)、『オリンピック・デザイン・マーケティング:エンブレム問題からオープンデザインへ』(河出書房新社、2017)など。

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