
大澤夏美=著者 2,200円+税 7月13日発売
翔泳社
『100のことば』シリーズの4冊目となる今回のテーマは「ミュージアム」。美術館、博物館、資料館、水族館、歴史や科学、文学に関する博物館、さらには動物園を含めて、この世に存在する「ミュージアム」と呼ばれる場所について、100のことばと共に紹介する。博物館への愛と情熱を様々なメディアで発信するミュージアムグッズ愛好家・大澤夏美が、ミュージアムの魅力を多角的に切り取る。

山崎明子=著者 2,000円+税 7月24日発売
晶文社
歴史的に、女性は妻として、母として、あるいは社会を支えるために、家庭のなかでつねに手を動かしてきた。本書は、女性に与えられた役割としての手芸に焦点を当て、そこに生まれる縦のつながり、横のつながり、居場所としての機能、そして女性たちを支える力を読み解く。連綿と続く女たちのものづくりの歴史をひもとき、手芸が持つエンパワメントの力を問い直す。

杉本博司=著者、鈴木芳雄=聞き手・文 3,000円+税 7月17日発売
岩波書店
周到なコンセプトにもとづく撮影と完璧な現像術で、銀塩写真の最高峰といえる芸術的達成をみせる現代美術作家・杉本博司。本書は、杉本が若き日に残した創作ノート「スギモトノート」をひもときながら、美術ジャーナリスト・鈴木芳雄を聞き手に、臨場感あふれる撮影風景から創作の秘密までを語り尽くした一冊だ。

二沓ようこ=著者 2,200円+税 8月中旬発売
書肆侃侃房
戦後日本の女性探偵作家たちの足跡をたどり、日本ミステリ史をジェンダーの観点からとらえ直す一冊。女性作家にとって最大の困難は〈家庭の天使〉を殺すことだった——ヴァージニア・ウルフのそんな言葉を出発点に、既存の枠組みでは回収できない社会の歪みや抑圧への抵抗として、女性探偵作家たちの営みを読み解く。

エイミー・デンプシー=著者、村上由鶴=翻訳 3,990円+税 7月23日発売
PIE International
ボッティチェッリの《ヴィーナスの誕生》、《モナ・リザ》、マネの《オランピア》、歌麿の美人画、そしてゲリラ・ガールズまで、女性が名画のなかでどう描かれてきたのかに迫る一冊。多様なバックグラウンドを持つ80名の芸術家の作品を通して、女神や母親といったステレオタイプ化された女性の身体表現が、どのように「個人」へと変化してきたのかを読み解く。

山本浩貴=著 1,250円+税 7月発売
平凡社
大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭をはじめ、日本では様々な地域芸術祭が開催され、多くの観光客がアート鑑賞を目的に全国各地を訪れている。地域活性化につながるいっぽうで、そのあり方への批判やリスクの指摘もある。本書は、地域芸術祭の歴史をたどると共に、それをめぐる議論を整理したうえで、これからの課題と可能性を多角的な視点から問い直す。

ジュリエット・トレイ=著者、石上美紀=監修、ダコスタ吉村花子=翻訳 2,900円+税 7月発売
グラフィック社
装飾を極めたファッションから簡素な造形美を追求するファッションへと移りゆく、18世紀フランス宮廷モード。フランスのファッション大国としての地位を決定づけた歩みを、時代を牽引したマリー・アントワネットを通してたどる一冊。

山田五郎=著 1,800円+税 7月14日発売
株式会社創元社
西洋古典絵画を読み解くうえで必要な知識となる、聖書をテーマにした一冊。既刊『闇の西洋絵画史』シリーズの続編にあたる本書は、YouTubeチャンネル「オトナの教養講座」で知られる評論家・山田五郎による書き下ろしだ。精選した宗教画のなかでも、とくによく描かれる画題を解説する。ゲームや漫画など、創作のための資料としても役立つだろう。
