公開日:2023年3月11日

【2023年3月第2週】今週末見たい展覧会5選。ジャコメッティや深瀬昌久の個展から、プロダクトデザインやタイルの展覧会まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週はThe Original、デヴィッド・ステンベック、アルベルト・ジャコメッティ、深瀬昌久の個展、日本のタイル100年展の5つ

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The Original(21_21 DESIGN SIGHT、東京都)

本展は「The Original」という言葉を、世の中に深く影響を与えるデザインと定義。たんなる「起源」としてではなく、多くのデザイナーを触発するような、根源的な魅力と影響力を備え、そのエッセンスが後世にまでつながるプロダクトが紹介される。本展ディレクターの土田貴宏、企画原案の深澤直人、企画協力の田代かおるによって選ばれた、家具や食器、テキスタイル、玩具など、100点以上が展示されている。詳細はフォトレポートをチェック。

会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:3月3日〜6月25日

デヴィッド・ステンベック 「ドリームランドスケープ」(SNOW Contemporary、東京都)

東京・西麻布にあるSNOW Contemporaryでは、スウェーデンのアーティスト、デヴィッド・ステンベックの日本初個展が開催中。詩人、文芸評論および編集者として活動してきたステンベックは、自身が思い描く詩の世界を視覚化すべく、3Dソフトを用いた制作をスタート。現在は、多数の作品をインスタグラムに投稿し、多くのファッションブランドや企業とコラボレーションしている。本展では、作家自身がセレクトした作品群がおよそ10点ほどを公開。「アートフェア東京 2023」でも何点か出品される。

会場:SNOW Contemporary
会期:3月3日~4月8日

アルベルト・ジャコメッティ展(エスパス ルイ・ヴィトン大阪)

エスパス ルイ・ヴィトン大阪では、日本で6年ぶりとなるアルベルト・ジャコメッティの個展が開催中。フォンダシオン ルイ・ヴィトンのコレクション7点が来日した。展示されるのは、「女性立像」や、「歩く男」など、晩年の代表作が中心。訪れることが難しい人も、フォトレポートから展示風景をチェックしてほしい。

会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
会期:2月23日〜6月25日

深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ(東京都写真美術館)

日本写真の黄金時代である1960〜70年代に、荒木経惟や森山大道らとともに頭角を表した深瀬昌久は、写真を通じて「私性」と「遊戯」を追求してきた。本展は、彼の代表的な写真集『鴉』(1986)に収められた作品など、同館のコレクションを中心に、その人物像や表現の特異性に迫る、国内初の回顧展だ。フォトレポートはこちら

会場:東京都写真美術館
会期:3月3日〜6月4日

日本のタイル100年 ー 美と用のあゆみ(江戸東京たてもの園)

本展は、INAXライブミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアムと同園の3館共同企画による、日本におけるタイルの歴史を探る展覧会。需要が高まり名称が統一された大正期までに醸成されてきたタイル文化の変遷を辿りながら、台所やトイレ、洗面所、ビル、大学、地下鉄の駅、銭湯など、各所でのタイルの用いられ方について、時代背景とともに紹介する。

会場:江戸東京たてもの園
会期:3月11日~8月20日

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