公開日:2022年8月3日

ガーディアン・ガーデン&クリエイションギャラリーG8が2023年8月で終了。その理念は同年9月オープンの新アートセンターに引き継がれる

拠点を銀座から東京八重洲に移し、新たなアートセンターを始動

「グラントウキョウサウスタワー」1階(東京八重洲)にオープン予定の新アートセンターのイメージ

アーティスト、キュレーター、批評家が協働する新スペースが来年9月に誕生

2008年に終了した「ひとつぼ展」、その理念を引き継いだ「1_WALL」と、写真とグラフィック表現を主軸とした公募展を行い、新たな才能の発掘に力を注いできたガーディアン・ガーデンと主にデザインに関わる企画展示を積極的に開催してきたクリエイションギャラリーG8がそれぞれの活動を来年8月に終える。両ギャラリーを運営する株式会社リクルートホールディングスは活動形態をリニューアルし、拠点を銀座から八重洲にある同社本社1階に移転。2023年9月に新たなアートセンターをオープンする予定だ。

「リクルートアートセンタープロジェクト」と名付けられたこの取り組みはすでに始まっており、7月27日には第1弾企画として「遮光実験映画祭」が開催された。また、スペースに併設するカフェの営業を2023年2月(予定)から開始。来年のオープンまでの活動は、近日公開予定のプロジェクトのウェブサイトなどで紹介していくという。

新たなアートセンターは、アーティスト、キュレーター、批評家といった人々が全力で挑戦できる場となることをミッションとし、以下3つの企画を運営の中心に据えている。

1:制作歴10年未満のアーティストを対象に、フィードバック重視の審査と設営や広報までサポートする公募展/グランプリ個展の開催

2:外部のキュレーターや批評家とともに、各地で新しい表現や取り組みに挑戦する若手アーティストのリサーチと展覧会の開催

3:若手から中堅まで、さまざまな経験やキャリアを重ねているアーティストによる展覧会の開催

地域や世代を超えて、広がりのある表現者支援の場となることを期待したい。

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