
「SHIBUYA PARCO ART DAYS」キーヴィジュアル
渋谷PARCOは、アートイベント「SHIBUYA PARCO ART DAYS」を11月4日から8日まで開催する。6回目となる今年は、現代美術を起点に音楽や映像、パフォーマンスなどの表現が館内各所に集まる。10F PBOX STNDでは、アートウィーク東京の一環でアーティストデュオ・MESがキュレーションするメインパーティーをはじめ、ヘラルボニーとカルチャー雑誌『BRUTUS』のコラボイベント、尹苑(イン・エン)の新作パフォーマンス、Soundwalk Collectiveによる上映が日替わりで行われる。キーヴィジュアルは、アートディレクターの永戸鉄也が手がけた。渋谷の街からカルチャーを発信してきたPARCOならではの、ジャンルの垣根を越えたラインナップが揃う。
11月7日は、尹苑が新作パフォーマンス「うまくいく」を発表する。上海出身で東京藝術大学大学院で彫刻を修めた尹苑は、社会構造が個人に内面化されることで生じる見えない束縛を、パフォーマティブ・インスタレーションによって具体化してきたアーティストだ。新作のテーマは「馬」。かつて労働や戦争を支え、近代化のなかで機械や資本の論理といった日常へと組み込まれていった「馬」を手がかりに、規則や欲望に翻弄される現代人の無意識の行動や受動的な身体を空間に描き出す。遊具やゲームを通して身近に存在する「馬」が、どのような風景へと姿を変えるのか、期待が高まる。


最終日の11月8日は、ニューヨークとベルリンを拠点とするSoundwalk Collectiveの作品『What We Leave Behind / Jean-Luc Godard Archives』が上映される。ステファン・クラズニアンスキーとシモーネ・メルリによるこのコレクティブは、サウンドと映像を軸に、特定の場所や文脈に応じた作品を生み出してきた。本作は、ゴダールの倉庫に眠っていたフィルムやメモ、本などの個人アーカイヴを撮影・採録し、映像と音響で再構成したプロジェクト。巨匠のプライベートな世界に触れられる、貴重な上映となる。

11月5日には、障害のある作家のアートを日常のプロダクトとして届けるブランド・ヘラルボニーと、カルチャー雑誌『BRUTUS』が、1日限りのイベント「あふれて、うつる。」を催す。昼の部ではヘラルボニーと契約する作家3名によるライブペインティングと音楽家のライブパフォーマンスが行われ、夜の部では昼に描かれた作品が残る会場で、DJによるレセプションパーティーが開かれる。また、1FのPOPUP SPACE「ARCADE」には11月15日までヘラルボニーのポップアップストアが出店し、作品の特徴にあわせてジャカードや刺繍、ニットなどの技法を選んだ26年秋冬コレクションが並ぶ。
