公開日:2026年7月17日

工事仮囲いアートプロジェクト「渋谷松濤ウォールギャラリー」。第1弾アーティストは写真家・川内倫子に決定

渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト新築工事仮囲いにて開催。期間は7月1日〜2027年9月30日

アート作品(一部)

東急百貨店本店跡地で進む「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」の工事現場で、仮囲いアートプロジェクト「渋谷松濤ウォールギャラリー」が始動した。7月1日から始まる第1弾には、写真家・川内倫子が起用された。期間は2027年9月30日までを予定する。

本企画は、かつて渋谷にあった東急百貨店本店の記憶と、未来へと続く再開発の歩みが交差する「時間の流れ、積み重ね」をテーマに、工事仮囲いを活用した期間限定のギャラリーだ。Shibuya Upper Westエリアは、渋谷スクランブル交差点を中心とする渋谷駅周辺と松濤との結節点にあたり、次々と再開発が進む渋谷駅前とは一線を画す、いわば“もうひとつの渋谷”とも呼べる場所に位置する。松濤は明治時代以降、文化人や要人が居を構える住宅街となり、文化的な暮らしが脈々と受け継がれてきた。その背景を踏まえ、本プロジェクトは新たな歴史と文化を紡いでいく。

第1弾アーティストに選ばれた川内は1972年、滋賀県生まれ。生と死、光と影といった、日常に存在する紙一重の要素が、淡くやわらかな光と色調のなかに浮かび上がる作品で、国内外で高く評価されている。川内は本プロジェクトのために周辺エリアを新たに撮り下ろし、夕暮れどきに浮かび上がる人々の営みや、刻々と姿を変える街並みを繊細に映し出す。

なお、本展示は渋谷ヒカリエホールで開催中の「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」との連動企画となる。渋谷の街全体で、多彩な角度から「写真」を楽しむ機会となるだろう。


Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。

Tokyo Art Beat Mail Magazine

アートの最新情報を、毎週お届けします。
登録は無料です。