公開日:2026年10月27日

「テート美術館 ターナー展」が国立西洋美術館で開幕。エリアソン、ティルマンスらの現代美術と200年の時を超えて並ぶ

東京・上野の国立西洋美術館で「テート美術館 ターナー展──崇高の絵画、現代美術との対話」が開幕。世界最大のターナー・コレクションを誇るテート美術館から80点以上が集まり、オラファー・エリアソンやヴォルフガング・ティルマンスらの現代美術とともに並ぶ。会期は2027年2月21日まで

会場風景より、右が《水のある風景》(1840-45)

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テート美術館が誇るターナーコレクション、約80点が来日

東京・上野の国立西洋美術館で「テート美術館 ターナー展──崇高の絵画、現代美術との対話」が開幕した。会期は2027年2月21日まで。ロンドンのテート美術館は世界最大のターナー・コレクションを有しており、本展はその所蔵品から油彩画や水彩画など80点以上を紹介する大回顧展だ。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)は、移ろう光や大気、荒れる海や空を、ときに克明に、ときに抽象に近いかたちでとらえた英国の画家だ。会場は序章と全7章に「色彩実験」のコーナーを加えた9室で構成され、ターナーの作品群がテーマごとに、時系列に沿って並ぶ。各室にはケイティ・パターソン、オラファー・エリアソン、ヴォルフガング・ティルマンスらの現代美術作品も置かれ、時代の異なる作品を見比べながらめぐることができる。

キーヴィジュアル

本展の企画を担当したのは、国立西洋美術館主任研究員の新藤淳。古典と現代の作品を同じ空間に並べる構成について、新藤は記者内覧会で次のように語った。

「時代の距離をショートカットさせて作品を展示するやり方は、2000年に開館したテート・モダンが常設展示で先駆的に始めたものです。開館時には、リチャード・ロングの作品の真横にモネの《睡蓮》が掛けられ、大きな注目を集めました。制作された時代も地域もまったく違うものを並べることで、見る人のなかに思考が生まれる。本展は、その方法をこの美術館の空間でどう成り立たせるか、かたちを模索した展示です」

展覧会は東京での会期を終えたのち、大阪中之島美術館(2027年3月13日〜6月27日)へ巡回する。

新藤淳
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