クリスマスや年末年始など、誰かに贈り物をする場面が増える季節が来ましたね。そんなときはぜひ、ミュージアムショップでプレゼントを購入してみませんか? ほかでは売っていないアート性の高いものがたくさん見つかります。選び方などのポイントをご紹介していきますね。
せっかくミュージアムにまつわるものを購入するので、実際に現地に行ってみたくなるものを選ぶのがおススメです。そこで、ミュージアムグッズのなかでもとくにオリジナルグッズを選んでみるのはいかがでしょう。オリジナルグッズは、そのミュージアムの財産(所蔵品、研究成果、建築、ロゴなど)が反映されています。それらを活用したグッズにぜひ目を向けてみてください。そのミュージアムならではの特徴を生かしたグッズは、ミュージアムが伝えたいこと、守りたいもの、大事にしているものなどのメッセージが詰まっています。グッズを入り口にミュージアムに興味をもってもらい、「あなたからもらったグッズを見ると、ミュージアムに行きたくなっちゃう!」と思ってもらえたらとても嬉しいですね。
もうひとつご提案! ミュージアムショップで非常に充実しているグッズといえばポストカードです。皆さんは展覧会を見に行き、ポストカードは購入しますか? 自分の好きな作品がポストカードになっていたら嬉しいですし、記念に購入する方も多いかもしれません。そこで、プレゼントに添えるお手紙として、ミュージアムショップで購入したポストカードを使ってみることをおススメします。展覧会を見て「あの人が見たらどんな風に思うんだろう」「素敵だな、あの人と一緒に見たいな」という思いが沸き上がったら、そのポストカードをお手紙用に購入。贈り物と一緒に渡してみましょう。「この作品を見て、あなたのことを思い出しました」というメッセージは、何よりも素敵なプレゼントではないでしょうか。
アーティゾン美術館
アーティゾン美術館×月光荘オリジナル画材セット
豊富なコレクションと企画力で、どの展覧会も非常に魅力的なアーティゾン美術館。ミュージアムショップも品数が豊富で、コレクションを生かしたオリジナルグッズの数々に目を奪われてしまいます。なかでもおススメは、月光荘とコラボレーションしたオリジナルにセレクトされた画材セット。展覧会を見て「自分も絵を描いてみたい……!」と思った方にぴったり。ミニショルダーのデザインもかわいく、子供から大人まで楽しめます。
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森美術館
トートバッグ | 宮島達男
2020年7月31日〜21年1月3日に森美術館で開催された、「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」に合わせて作られたトートバッグです。宮島達男は、1から9までの数字が表示されるデジタルカウンターを用いて、インスタレーションや立体作品を制作するアーティスト。暗闇に浮かぶデジタルカウンターを思い起こさせるこのバッグを贈ることで、実際に作品を見に行きたくなりますね。性別を問わず使えるデザインです。
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東京都庭園美術館
オリジナル マーキングクリップ 踊り場の照明(ゴールド)
東京都庭園美術館といえば、旧朝香宮邸の美しい建築を生かした空間づくりを思い浮かべます。ミュージアムグッズも建築や調度品の美麗さや、アール・デコ様式の特徴を表現しており、人気を集めています。おススメは、踊り場の照明をモチーフにしたマーキングクリップ。価格も3つ入りで550円とお手頃ですので、職場などでお世話になった方へのささやかな贈り物に最適。上品なデザインが素敵です。
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国立西洋美術館
ネクタイ考える人 織り ドット紺
国立西洋美術館のコレクションの基盤は松方コレクション。印象派の絵画やロダンの彫刻を中心とした、フランス美術を楽しむことができます。国立西洋美術館は現在、館内施設整備のため全館休館中。ですが、オンラインショップでお買い物をすることができます! 人とは一味違うネクタイをお探しの方には、≪考える人≫のネクタイを推薦したい。このデザインならシンプルなので、相手を選ばず贈り物にもぴったりです。
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丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
ハンカチ (鳥達の詩)グレー
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館は、作家本人から寄贈された約2万点の猪熊弦一郎作品を所蔵しており、それらを活用したオリジナルグッズが非常に豊富です。おススメは「ハンカチ(鳥達の詩)」。晩年に多く鳥を描いた猪熊弦一郎。彼の生き物を見つめる視線が、柔らかな筆致で生き生きと描かれています。落ち着いた色合いは目上の方へのプレゼントにもぴったり。ギフトボックスも別途購入可能です。
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長谷川町子美術館・記念館
2022 卓上カレンダー
この時期の贈り物にぜひおススメしたいのはカレンダー! 「来年もよろしくね」の意味を込めて贈るのが良いかも。様々なミュージアムからカレンダーは発売されていますが、長谷川町子美術館・記念館の卓上カレンダーが素敵です。各月に新聞や雑誌に掲載された『サザエさん』『いじわるばあさん』のなかから、その月の季節感を感じられるシーンを紹介しています。アラベールという紙質も手触りが最高。モノとしての魅力を感じます。
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千葉市美術館
千葉市美術館オリジナル レターセット
プレゼントに添えるお手紙にはポストカードが最適!と書きましたが、じつはこんなに素敵なレターセットもあるんです。このレターセットのモチーフは、千葉市美術館1階にある「さや堂ホール」のモザイクタイル。「さや堂ホール」は、昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店を保存活用しており、現在は市民の憩いの場になっています。この美しい床面を見ると、足元の写真をたくさん撮りたくなってしまう。ぜひ現地に足を運んでみて。
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