公開日:2026年11月1日

「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」が虎ノ門・TOKYO NODEで開幕。JAXA協力で描く、まだ見ぬ世界

「宇宙船」に見立てた地上200mのギャラリーで変化し続ける展覧会。会期は10月30日〜2027年1月11日

会場風景より、《SUN》

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地上200mから宇宙を見つめる

YOSHIROTTENの個展「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」が、虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開幕した。会期は2027年1月11日まで。

YOSHIROTTENは1983年、鹿児島県生まれ。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートし、映像制作や空間設計へと活動の幅を広げてきた。アートディレクターとして宇多田ヒカル、山下達郎、XGらのアートワークを手がけたほか、エルメス、ナイキ、G-SHOCKなど国内外のブランドとも協業。ポケモンカード30周年のキーヴィジュアルも担当している。並行してファインアートの分野でも制作を続け、キャリア初期から「見えないものを可視化する」ことを軸に作品を発表してきた。2018年にTOLOT heuristic SHINONOMEで「FUTURE NATURE」展、2024年には地元・鹿児島の霧島アートの森で、公立美術館では初となる展覧会「FUTURE NATURE Ⅱ in Kagoshima」を開催している。

YOSHIROTTEN

本展は、東京では約8年ぶりの大規模個展であり、約20年のキャリアを持つ作家にとって過去最大規模の個展となる。地上約200m、約1500㎡の空間に、代表的なシリーズ「RGB」「FUTURE NATURE」「SUN」の過去最大スケールの新作や、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力のもとで制作された新作などがダイナミックに並ぶ。展示空間が全体がひとつの「宇宙船」となり、まだ見ぬ「彼方」と交信することを試みる。

プレス発表会に登壇した作家は、「この地上200mからの東京の夕景を見てから、だんだん(目線が)空に向かっていき、『あ、宇宙だ』と思ってこの展覧会が始まることになりました。ここから2ヶ月少し、この瞬間、この時間、このタイミング、いろんなところを織り交ぜて展覧会が生き物のように存在する空間になっています」と語った。

プレス発表会には、YOSHIROTTENと親交が深く、同じ鹿児島出身の俳優・榮倉奈々も登壇した

会場では、作品が放つ光だけでなく、天候や時間帯で変わる自然光や街の光など、窓の外の光と風景も重要な構成要素になっている。大きなガラス窓から眺望が開けるTOKYO NODEならではの展示で、昼と夜とでは空間がまったく異なる表情を見せ、同じ瞬間は二度とない。「外を見たり、外からやってくる光を見つけたり、何時間も何日も行ったり来たりしてもらいたいです」とYOSHIROTTENは話す。

会場風景
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