コスチュームジュエリー展

セイコーハウス銀座ホール

終了しました

アーティスト

シャネル、ディオール、ミリアム・ハスケル、トリファリ他

ガラス、貝、木などの非貴金属、あるいはトルコ石、珊瑚、ガーネットといった半貴石を素材として作られるコスチュームジュエリー。20世紀初頭、ヨーロッパの服飾デザイナーが、社会に進出し始めた女性のために、さほど高価ではなく、のびのびと個性を表現できるジュエリーを作ろうとしたのが始まりで、大胆で独創的なデザインの作品が多い。とりわけガブリエル・シャネルが1927年に発表した作品は、ガラスや模造パールを用いながらも高級感に満ちた新しいジュエリーとして注目を集めた。続いてアメリカに紹介されるとハリウッドの女優たちを虜にし、20世紀半ばには大きなブームとなっていく。

今回、和光では初めてとなるコスチュームジュエリー展では、ベネチアンビーズ・コスチュームジュエリー研究家の小瀧千佐子さんが国内外から選んだ、フランスのガブリエル・シャネルにクリスチャン・ディオール、アメリカのミリアム・ハスケルやトリファリなど、主にオートクチュールのために制作された作品が紹介される。時代を反映したデザインの変遷だけでなく、制作者の生き方さえ感じられるような、華やかで興味深い展示内容となっている。

スケジュール

2006年12月18日(月)〜2006年12月26日(火)