宮川雄一氏が描くのは繊細でスタイリッシュな和装女性たち。男性が描くエロスや、女性が描く可愛らしさだけに偏っていない、あらゆる意味において均整のとれている宮川独特の現代女性たちが、装い新たに和服、着物、はては甲冑までも着こなし、ジャパニーズモダンスタイルの新境地を切り開きます。個展タイトル「娃香梯鳴殿」は、「娃=美しい女性」「香=香るような」「梯=たのしみ」「鳴る=ひびくよな」「殿=人の居」の意を込めています。2007.6月~7月、ハナエ・モリ OPEN GALLERYにて開催した個展「娃香梯鳴殿弐」に引き続き、和洋折衷をテーマにした作品を追加展示するので~弐半(2.5)としました。作品は、B4~B0サイズの大型まで含む原画の展示です。築45年の住宅をモダンに改修してできたGalleryやさしい予感での個展は宮川氏の作品(女性たち)テーマと重なりあい、より一層艶やかに輝くことでしょう。和の持つ素晴らしさを現代にあらためて再現する本展示会をどうぞご高覧下さい。