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AIT SLIDE TALK #24「キュレーションが明かす、『コミュニティー』の姿 韓国からインディペンデント・キュレーター ヒュンジン・キムを迎えて」

AITルーム
終了しました

アーティスト

ヒュンジン・キム
AITでは、7月15日(水)に、韓国からインディペンデント・キュレーターのヒュンジン・キムを迎え、AIT SLIDE TALK #24「キュレーションが明かす、『コミュニティー』の姿」を開催します。キムは、バッカーズ・ファンデーションの支援により、AITのキュレーター・イン・レジデンスプログラムで、東京に一ヶ月間滞在しています。

ヒュンジン・キムはこれまでに、韓国はもちろん、海外でも多数の展覧会を手がけてきたインディペンデント・キュレーターです。現在は、ロンドンのゴールドスミス・カレッジにて、博士論文を執筆しながら活動を続けています。2006年にはオランダのファン・アッベ美術館で「The Undeclared Crowd」展を企画し、美術館が所蔵する現代アートコレクション作品を用い、「連帯」と「共存」をテーマにした展示を行いました。そこでは、歴史や時間軸に沿った展示を行うのではなく、対面する二つの壁に、無秩序に70作品を展示するという方法を取りました。2007年には、ソウルの桂園造形芸術大学にて、今日におけるコミュニティーの意味を捉え直す「Movement, Contingency and Community」展を企画しました。また、2008年の「第7回光州ビエンナーレ」では、総合ディレクターのオクウィ・エンヴェゾーと共に、キュレーターの一人として企画に携わるなど、幅広い活動を行っています。

このトークでは、ヒュンジン・キムがこれまでに手がけてきた展覧会を紹介しながら、キュレーションの実践のなかで、どのように「コミュニティー」というものを意識し、捉え直そうとしているかについて話します。「コミュニティー」という言葉は、昨今、行政や企業などによって流行語のように頻繁に使われていますが、実は、複雑ながらも豊かな意味を含んでいます。キムは、そのことを再認識・再考させる装置としてのキュレーションに関心を寄せ、展覧会の企画をしてきました。

国際的に活躍するインディペンデント・キュレーターの視点をとおして、キュレーションの社会に対する働きかけの可能性を考えてみませんか?日本ではあまり聞かれないキュレーション論に、是非ご期待下さい。

スケジュール

2009年7月16日(木)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料一般 1000円、学生・ベースメンバー 800円、ハウスメンバー/サポート メンバー 無料  
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277