「鉄絵銅彩神谷紀雄陶展」

セイコーハウス銀座ホール

終了しました

アーティスト

神谷紀雄

旧家から移築したという堂々たる構えの長屋門。門をくぐると陶芸家・神谷紀雄氏の石と花木にこだわられた別天地が広がります。ギャラリーと工房・ご自宅が点在するこの場所は雑木林に囲まれた、神谷氏の壺中の天。氏が大学を卒業後、作陶に適した環境を求め、千葉に創作の地を定められたことに始まります。
「陶器作りで益子に三代続く家に生まれましたが、父とは違う焼物を創りたいと思って今日までやってきました。和光での個展も今回で18回目となりますが、毎回新しい表現で挑戦しているつもりです。生地となる土も益子のもの、備前のものを使ってきました。特に生地の白にはこだわり、いつも自分の白を追求しています。鉄釉と銅彩で絵付けする花木は“字を書くように絵を描く”をモットーにしています」。作り手の心が映る大らかで伸びやかな作品群、どれも使ってこそ、完成する品々だと断言されました。今回の個展では、大作から酒器、食器まで今年ならではの80点ほどの作品が展示されます。自然の中に自らの身を置くことで、目も耳も研ぎ澄まされてこられた自由人である神谷氏。薫風心地よい五月の会場に足をお運びください。
[画像: 「鉄絵銅彩椿文陶匣」16.5×16.5×高さ12.5㎝]

スケジュール

2013年5月11日(土)〜2013年5月20日(月)