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大槻香奈 + 木ノ戸久仁子 「家と石 - 依代の在処 - 」

白白庵
終了しました

アーティスト

大槻香奈、木ノ戸久仁子
白白庵ならではの、異ジャンル作家同士の作品を通じて化学反応を生じさせる恒例の二人展。
今回は、画家・イラストレーターとして各メディアで話題を集める大槻香奈と、激陶者集団へうげ十作の一員でもある陶芸家の木ノ戸久仁子の二人を白白庵・石橋圭吾がカップリング。全くの初顔合わせから始まり次第に共通の視座を探りあて、新作を携えて臨みます。
大槻香奈は白白庵の前身・neutron時代から「少女」の姿を通じて現代の空虚さを描き、震災後に変貌する時代性を「さなぎ」で表現してきました。そして今最も取り組んでいるモチーフが「家」なのです。「から」(空・殻と書き表すことができる)であることを前提とし、家族という住人が住まうことによって様々に変化・変容する器である「家」を通じて、大槻のイメージは過去・現在・未来を行き来し、現代の日本の姿を描こうとしています。
一方、木ノ戸久仁子は一般的な陶芸作品とは趣を変え、釉薬(うわぐすり)に様々な加工・着色・変化を加えることにより、まるで自然に形成された「石」であるかのような物体を作り出そうとしています。
そもそもは海外からのお土産の石に感動し、着想を得たことに始まるそれを「ニセ石」と称したこともありますが、現在は「稀晶石(きしょうせき)」と名付けています。 人工の石ではありますが、人智を超えた存在を生み出したいという気持ちも込められているのでしょう。
石は人間の住む家の支えになり、自然の猛威を受けて崩れ去り、瓦礫と化す石は神が宿る依代として祀られ、家(社)が外箱のようにそれを包み込む。二人の作家の日々の考察と制作の交わる地点に、どのようなエピファニー(顕現)が見られるでしょうか。

スケジュール

2017年9月21日(木)〜2017年9月26日(火)

開館情報

時間
11:0020:00
休館日
木曜日

オープニングパーティー 2017年9月23日(土) 16:00 から 19:00 まで

入場無料、作家が在廊いたします。

入場料無料
展覧会URLhttp://www.pakupakuan.jp/event/homeandstone.html
会場白白庵
http://www.pakupakuan.jp/
住所〒107-0062 東京都南青山2-17-14
アクセス東京メトロ銀座線外苑前駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩10分
電話番号03-3402-3021
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