カンディダ・ヘーファー 「The Large and The Small-The Still and The Moving」

YUKA TSURUNO GALLERY

poster for カンディダ・ヘーファー 「The Large and The Small-The Still and The Moving」
[画像: カンディダ・ヘーファー La Salle Labrouste - La Bibliothèque de l'INHA Paris II 2017]

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ギャラリーでの二回目となる本個展では、図書館や劇場など公共空間の室内を撮影したへーファーの代表的な作品とともに、近年取り組んでいる抽象的な写真作品とプロジェクション作品を展示いたします。カンディダ・ヘーファーは、ドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家です。1973年からデュッセルドルフ美術アカデミーで映画を学んだのち、1976年より同アカデミーでべッヒャー夫妻に師事しています。ヘーファーはまた、トーマス・ルフとともに、ベッヒャー派のなかでもいち早くカラー写真を取り入れたアーティストでもあります。図書館や宮殿、劇場など文化的象徴となる豪奢な建築物から日常的な建物に至るまで様々な公共的建築の室内空間を撮影した作品で世界的に注目を浴び、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれました。へーファーは、初期作品ではドイツにおけるトルコ人移民労働者によってもたらされた都市の移り変りを捉えようとしていましたが、そこから、建造環境が人に与える影響へと関心が広がります。それ以来、鉄道、駅、図書館、美術館、動物園、銀行、オペラハウスなど、文化的象徴となる建築から日常的な建物に至るまで、人物がいない状態で、その空間にある光だけを用いて撮影してきました。ヘーファーが捉える人の存在しない空間のイメージは逆説的に、その空間にいるだろう人々とともに、建築的な意図が生み出す空間の形式、構造、細部やその矛盾や歴史的変化について思いを巡らせ、人々の経験がいかに建築的な環境によって操作されているかを強調させます。これらのシリーズは幅2メートルにも及ぶ大型写真作品として発表してきており、近年は建築空間をより抽象化した作品を多く手掛けています。同時に、最近の取り組みとして、より身近であったり被写体が限定されていたりする写真を現在では希少な技法であるダイトランスファーで現像し、従来の大型写真とは異なる方法で写真の色彩や形態、環境にアプローチをしています。また、写真作品とともに、スライドプロジェクションはへーファーにとって常に重要な発表方法でした。世界中の建築を撮影するために、あるいは展示のために、彼女自身も常に移動をし続ける生活をしています。そのなかで、大型作品とは違って撮影のためのセッティングやタイミングを綿密に見合わせることない、自身の手に収まる小型カメラをいつでも持ち歩きながら撮影をしてきています。プロジェクション作品では、あらゆる場所を旅して回り調査するなかで、彼女が通り過ぎたその場所場所で起こる建築物に映り出される変化や彼女自身が写し出されています。これらの異なる取り組みは、お互いを補完し合うようなものであり、彼女の空間への興味が多様な視点から伺うことができます。

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スケジュール

2019年06月08日 ~ 2019年08月03日

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