この度、f.e.i art galleryでは2020年11月4日(水)より、水墨画アーティスト足立正平氏の個展を開催致します。
足立氏は1976年に東京で生まれ、幼少より在野の団体にて書を学び、多摩美術大学日本学科卒業後中国へ、中国政府給付奨学生として北京の中央美術学院で水墨人物画を学びました。帰国後、個展・グループ展を中心に抽象作品を発表。中国の古来より伝わる画論の第一にある「気韻生動」を、書の古典を通じて得た感覚をもとに、その世界を描きだそうとする足立氏の思いが溢れる作品を展示いたします。「色や形では掬えないものを、墨の粒子では救い得るのではないか。一枚の紙に、水と墨とを用いた墨痕のレイヤーを重ねる事で、美しい譜面のようなものが出来ないか」という、足立氏が墨に乗せた思いをぜひ感じとってください。