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[画像: 土門拳 「出征兵士を送る家族」1938年頃]

「写真の中の東京は、」

写大ギャラリー
終了しました

アーティスト

土門拳、木村伊兵衛、田沼武能、中谷吉隆、須田一政、安達洋次郎、築地仁、本城直季、森山大道
東京大空襲そして復興。東京オリンピックのための整備と拡張、バブル景気による建設ラッシュ。圧倒的なスピード感で大きく変化し続けてきた東京は、いつの時代においても写真家にとって魅力的な被写体でした。同時に変化を続けるがゆえ、とらえどころがなく、どのような都市であるとひとつの言葉では言い表すことが難しいとも言えるでしょう。

しかし多くの写真家が独自の視線で切り取った写真の中には、それぞれの時代の東京の断片が確かに記録されています。

本展では、写大ギャラリーコレクションの中から、1930年代から2010年代まで、東京で撮影された作品をご覧いただきます。空襲以前の1930年代を土門拳、戦後の1940年代を木村伊兵衛、1960年代、安保闘争や東京オリンピックを撮った中谷吉隆、1970年代、そこに生きる人たちをまっすぐな視線でとらえた須田一政など、年代ごとに一人の作家の作品で構成しました。一人の作家が、その時代において、どのような考えを持ち、アプローチをしたのか。それぞれ個性が異なる写真であることが、この都市の複雑な姿を表してるようにも感じられます。そして写真の中の東京は、その時代の姿のままで留まり、当時の雰囲気やエネルギーを濃厚に伝えてくれます。

今現在も変貌を続ける東京のこれまでと、その時代を代表する写真家の個性を感じていただけたらと存じます。

スケジュール

2021年6月14日(月)〜2021年9月4日(土)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
木曜日、日曜日
備考
8月1日から9日は休館
入場料無料
会場写大ギャラリー
http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/
住所〒164‐8678 東京都中野区本町2-4-7 東京工芸大学 5号館(芸術情報館)2F
アクセス東京メトロ丸の内線・都営大江戸線中野坂上駅より徒歩7分
電話番号03-3372-1321
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