CAGE GALLERY は、10月10日(日)よりSawada Hashimura「Every man is a liar.」を開催いたします。
Sawada Hashimuraは澤田航と橋村雄一が主宰する建築設計事務所。これまでSawada Hashimuraは、建築にまつわる参照と構造をテーマに展示を行ってきました。2019年Prismic Galleryで行われた 「参照の織物」展では、他者の建築作品を参照しながら独自の解釈を加え再構成することで、作品と作品が織り合う新たな場を制作しています。
本展「Every man is a liar.」においても、Sawada Hashimuraは参照を主題に展示を構成しています。自己言及のパラドックスに関する一節を引用した本展は、大きく以下の手続きによってつくられます。
〈窓→額縁→空間〉 CAGE GALLERYの左右ふたつの窓を額縁とみなし、それを空間に見立てる
〈空間+規格=形〉 空間の寸法と素材の規格寸法によって自然に生まれる2つの曲面を設計する
〈実物⇄模型〉 実寸スケールの模型を制作、立体的な実空間を立ち上げる
〈立体→平面→立体〉 模型の内観写真を撮影、つくられたイメージを曲面に転写する
〈形⇄形/左⇄右〉 転写はもう一方の曲面に対して相互行われる
〈空間→額縁→窓〉 曲面をギャラリーの窓にインストールする
このプロセスは、CAGE GALLERYがふたつの窓であることから構想されており、その意味でサイトスペシフィックな作品と言えるでしょう。パレルゴン(作品の外側にある二次的なもの)に対する態度や、実物と模型、立体と平面に関する考察を伴いながら、左右の窓を互いに参照し合う痕跡はインストールされた構造体の中に複数埋め込まれ、行き場のないループが示されます。
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