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[画像: 岩名泰岳 みすて, 2021 油彩・キャンバス 130.3 x 97 cm photo by Tadashi Hayashi]

岩名泰岳 「みんなでこわしたもの」

タグチファインアート
終了しました

アーティスト

岩名泰岳
岩名泰岳(いわなやすたけ)は1987年三重県生まれ。2010年に成安造形大学造形学部造形美術科洋画クラス卒業。卒業後すぐにアートアワードトーキョーで準グランプリを受賞。2016年には第1回三重テレビ大賞、2020年には三重県文化賞文化新人賞を受賞しています。卒業後2012年までドイツに滞在し、研究生としてデュッセルドルフ美術アカデミーで学びました。現在は故郷である三重県伊賀市島ヶ原を拠点に活動。大阪や東京のギャラリーで個展を重ね、「三重の新世代」展 (2015年 三重県立美術館) や「青森EARTH 2019: いのち耕す場所」展 (2019年 青森県立美術館)、「ステイミュージアム」展(2020年 三重県立美術館)など、美術館での展示の機会も増えています。

彼は2013年に結成された島ヶ原村民芸術「蜜ノ木」の初代代表を務め、都会の発想から生まれたアートを地方に移植するいわゆる「アートによる地域興し」的なものとは一線を画し、衰退していく集落に残って地元の歴史や風土、文化に深く根ざしながら、それぞれの分野で現実と戦っていく若者たちの創造的な行為自体をアートとして発信してきました。
こうした「蜜ノ木」の活動は近年、アートコレクティブやローカリズムの事例として近年特に注目されていますが、そのなかで生み出される岩名の作品は、故郷の自然や村の信仰をモチーフとし、多くの場合具象的な題材から出発してはいるものの、その抽象度は高くとても洗練されたものとなっています。

岩名は、昨年春からの新型コロナウィルスによる移動の自粛要請のもとで、地元の野山を彷徨い、打ち捨てられた廃屋や文字の消えかかった墓石に、忘却や死について思索に耽ったと言います。タグチファインアートで3回目の個展となる本展では、作家が、過剰な移動がもたらした災禍について、過疎地から世界を想いながら描いた新作を展示致します。

スケジュール

2021年3月6日(土)〜2021年4月24日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2021年3月13日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.taguchifineart.com/installations/YIinst3.html
会場タグチファインアート
http://www.taguchifineart.com/
住所〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2-6-13 山三ビル B1F
アクセスJR総武線・横須賀線新日本橋駅5番出口より徒歩3分、東京メトロ銀座線・半蔵門線三越前駅A4出口より徒歩4分、東京メトロ日比谷線・都営浅草線人形町駅A5出口より徒歩8分
電話番号03-5652-3660
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