松永圭太展

しぶや黒田陶苑

終了しました

アーティスト

松永圭太

陶芸家松永圭太の個展を開催する。1986年、岐阜県多治見市に陶芸家の両親の元に生まれる。
大学卒業後、2013年に多治見市陶磁器意匠研究所に入所を経て、金沢卯辰山工芸工房に在籍。2016年に同工房修了。現在は岐阜県可児市で制作している。

大学で建築を専攻していた松永は対象の捉え方に建築的なアプローチが見られる。CADで製図した形をもとに原型を作った石膏型に精製しない原土（粗土）を押し付けていくという作製方法をとる。型に押し付けた面は手を加えずに素地を活かし、その作品はオブジェをはじめ、茶碗、酒器、花入れ、食器に及ぶ。また、作品の表面に漆を焼き付ける、転写シートを用いる、鋳込み※ 等の技法を駆使して独特の世界を生み出す。

当苑において2020年の初個展に続き二度目となる本展。従来の作品より大きなオブジェや陶板にも挑戦し、常に新たな試みを模索している若き陶芸家松永圭太の新作を是非ご高覧ください。

※泥漿(水と粘土を混ぜた液状のもの)を石膏の鋳型に注ぎ成形すること。

スケジュール

2021年6月18日(金)〜2021年6月22日(火)