終了した展覧会・イベントです
[画像: 清水登之《C嬢の肖像》1915年、カンヴァス、油彩]

「Collection 1 いろいろ、ポートレイト」

栃木県立美術館
終了しました

アーティスト

清水登之、ヘンドリック・ホルツィウス
西洋において個人の肖像画が描かれ始めたのは14世紀頃のこと。北方では15世紀頃から四分の三正面という少し斜めを向いた姿で写実的な肖像画が描かれるようになり、ルネサンス以降にこのスタイルが普及していきました。肖像画には描かれた人物に似ていること(肖似性)と、その人物がどのような身分なのかを示すことが重要な要素として挙げられます。王侯貴族なら威厳のある姿、権威を示す持ち物、背景には領地などが描かれ、肖像画がプロフィールのような役割をしています。「プロフィール」はもともと「輪郭を示す」という意味のイタリア語profilareに由来し、美術史では人物を横向きに描く表現のことをいいます。コインなどに彫られた人物が横顔なのは、陰影が表現しにくい正面観よりも、顔の凹凸など特徴が分かる横顔が適していたためと考えられます。
さて、コロナ禍の現在ではマスク着用により、顔全体を見る機会がほとんど失われてしまいました。新生活で新たな出会いがあってもなかなか顔を見ることができず、日常的に表情の半分を見せることができない状況は、私たちのコミュニケーションに少なからず影響を及ぼしています。本展では、肖像画の見方や役割を示しながら、様々な顔の表現から人の表情の豊かさも紹介します。

スケジュール

2021年4月17日(土)〜2021年6月27日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 260円、大学生・高校生 120円、中学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.art.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/c210417/index.html
会場栃木県立美術館
https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/
住所〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分、東武鉄道東武宇都宮駅東口より関東バス「桜通十文字」下車徒歩7分
電話番号028-621-3566
関連画像

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