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「小さきものはみな美し」
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「小さきものはみな美し」
柿傳ギャラリー
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アーティスト
伊勢﨑晃一朗、市岡真治、伊藤慶二、加藤清之、高橋奈己、戸田浩二、中田雅巳、福本双紅、星野友幸、留守玲
この企画は、作家と同年代の若い人たちにも現代工芸に興味を持って欲しいという、強い想いから始まりました。
そのためには、小さくても魅力的であること、凛として存在感があること、少し無理をすれば購入できる価格であることなどを条件に、十人の作家に依頼しました。その中で、伊藤慶二氏と加藤清之氏のお二人には、特別ゲストとして参加していただきました。
今回の参加者は陶芸と金属の作家ですが、いずれは漆芸やガラスの作家にも参加を呼び掛けたいと思っております。
作品を依頼するもう一つの条件として、「書斎と茶室-二つの空間に置くもの-」ということでお願いしました。書斎という知の空間は、制約のある茶の湯の空間よりも自由です。机上には、文鎮や水滴、書棚には、玉や青銅器、石造、金銅仏、小さな陶磁器、オブジェなどが飾られます。茶室には、香合や香炉、茶入などの小さな道具がありますが、茶籠や茶箱に入れる茶器や振出し、小服茶碗などは、若い人にも大変人気があるようです。それらを現代工芸で試みた展覧会が、今回の「小さきものはみな美し」展です。
伊勢﨑晃一朗の《stairs》は、備前焼による「階段」をモチーフにしたオブジェです。壁に掛けられるようになっていますが、この「階段」はどこに通じているのでしょう。それは、人によって異なるかも知れませんが、人は「階段」の先に何かを見ているように思います。
市岡真治の《擬態-茶入》は、茄子型の茶入の擬態です。市岡は「私の場合、擬態の本質は似せることではなく、どこまでいっても対象と同一ではないことにある」と言います。本歌の再現ではなく、金属でしか表現できないものを追求した力作です。
伊藤慶二の《香合》は、小石を象った素朴なものですが、よく眺めると、蓋と身の重なる凸凹の部分が、まるで石の表情のように個性的です。また内側は、蓋と身の重なる部分は黒く塗られ、窪んだ部分には銀が施されて、作家のデザイン力の確かさを表現しています。
加藤清之の《Torso》は、黒い胎土に白化粧土を柄杓で掛け、簡素な線描で裸体を表現しています。作家は「誇張し過ぎるといやらしくなる。だから、さらりと描いた」と言います。そうすることで、エロスが浄化されて永遠の美と化しています。他にも、大小の《Torso》が出品されます。
高橋奈己の《真珠茶器》は、名前の通りパール釉をかけた茶器です。不規則な稜線から生まれる陰影とフォルムの美しさは、小品であっても変わりません。今展には、茶箱に入れる茶器や振出し、造形的な香炉や菓子器、小さな《実》などが出品されます。
戸田浩二の《焼締水瓶》は、小さいながらも清涼感に包まれ凛としています。作者は「作品の大小にかかわらず、静かで普遍的な存在でありたい」と願っています。台座の上に水瓶を置き、祈りの空間を演出した、まさに「祈りのかたち」です。
中田雅巳の《SEN碗 黄》と《SEN碗 トルコブルー》は、ポケットやカバンにスッと忍ばせて持ち歩ける碗というコンセプトで制作したものです。磁土で成形した後に黒化粧土を塗り、針で線を掻き落とし、掻き落とし箇所に色化粧土を塗り込んだ作品です。
福本双紅は、径の異なる鉢を重ねて「ゆらぎ」を表現した独自の作品で知られる作家ですが、今回はプラチナ箔彩を施した器体に淡い水色の釉を掛けた茶盌が出品されます。作品名の《せつなし》とは、「刺激的に裏切られることを、いつも切に望んでいます」という作家の想いから付けられました。
星野友幸は、「練継」という独特な技法によって注目されている作家です。今回の《紅玻璃小壺》は、真っ白な磁土で轆轤成形し、乾燥後に側面に鎬を入れ、ガラス成分の多い釉薬に少しだけ顔料を混ぜ、薄っすらとしたピンク色を呈した作品です。
留守玲の《fizz》は、金属の棒を熔かして紐状にしたものを、紐づくりのような要領で積み重ねて制作した箱ものです。「熔け込みの深浅や、それによって起こる歪みを大らかに受け入れられるようになってきた」という作家の言葉通り、その成り立ちが魅力的です。
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スケジュール
2021年11月1日(月)〜2021年11月7日(日)
開館情報
時間
11:00 〜 19:00
休館日
最終日は17:00まで
入場料
無料
展覧会URL
https://www.kakiden.com/gallery/archives/48538/
会場
柿傳ギャラリー
http://www.kakiden.com/gallery
住所
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル B2F
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アクセス
JR新宿駅中央東口より徒歩1分
電話番号
03-3352-5118
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#工芸・民藝
#陶芸・漆
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